坂本夏子「迷いの尺度、スピンオフ」

月曜日定休 ※月曜が祝日の場合は翌日
 
●TALK EVENT1
長島有里枝(写真家)× 坂本夏子

日 時:2019年9月28日(土) 17:00-18:30

●TALK EVENT2
『美術手帖』10月号「アーティストのための宇宙論」特集関連トーク「アートと宇宙、SF、サイエンス」
出 演:坂本夏子、磯部洋明、藤田直哉
日 時:2019年10月18日(金) 19:30-21:00 (開場19:15)

>>イベント詳細
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《Signals》(2019) 194 x 130.3cm キャンバスにテンペラ、油彩

 


 

●概要

 
NADiff Galleryでは坂本夏子の初の作品集刊行を記念して、新作による展覧会を開催いたします。

迷宮のようなミステリアスな空間表現で、観るものを魅了する画家・坂本夏子。近年は、「絵画でしか表すことができない世界」表現を追求し、描画や構成などでも実験的な試みを重ねながら、描く行為そのものを前景化させた表現は深化を続けています。

2019年6月にANOMALY(東京/天王洲)で開催された個展、「迷いの尺度ーシグナルたちの星屑に輪郭をさがして」で発表した絵画作品「Signals」では、坂本の絵画表現に新たな兆候が生み出されました。それは、宇宙空間や、インターネット空間を想起させる、無限に連続していく空間を背景に、独特の質感とリズムを湛えた絵の具の点とグリッドが集積し、二次元平面に四次元の時空が顕れるような、不思議な視覚体験をもたらすものでした。
本展では、そこで取り組まれた実験性を引き継ぎ、新作のペインティングのほか、ドローイングや立体作品を展示いたします。

  
  
  

協力:ANOMALY

 


 

●TALK EVENT1
 

長島有里枝(写真家)× 坂本夏子

 
日 時:2019年9月28日(土) 17:00-18:30 (開場16:45)
会 場:NADiff a/p/a/r/t
定 員:70名
入場料:1,000円


 

●TALK EVENT2

『美術手帖』10月号「アーティストのための宇宙論」特集関連トーク「アートと宇宙、SF、サイエンス」
出 演:坂本夏子、磯部洋明、藤田直哉


日 時:2019年10月18日(金) 19:30-21:00 (開場19:15)
会 場:NADiff a/p/a/r/t
定 員:70名
入場料:1,000円

●概要
NADiff a/p/a/r/tでは、『美術手帖』10月号「アーティストのための宇宙論」特集と坂本夏子「迷いの尺度、スピンオフ」展に関連し、トークイベントを開催いたします。
いつの時代も科学にとどまらず、幅広い思想や文化に接続されてきた「宇宙」。2019年はアポロ11号の月面着陸から50周年にあたります。発売中の『美術手帖』10月号は「アーティストのための宇宙論」特集として、宇宙で実際に行われたアートプロジェクトや、研究機関でのアートとの協働、ロシア宇宙思想など、幅広い視点から宇宙とアートの関わりを紹介しました。

今回のトークイベントでは、アートやカルチャーを含む様々な視点から「宇宙」について考える機会とするべく、次元や世界の構成要素といった宇宙科学に通じる概念に関心を持ち、今号でも今年6〜7月の展示に際してのインタビューが掲載されている坂本夏子氏に加え、特集内の著者から、宇宙科学者として美術をはじめ様々な分野の専門家と協働してきた磯部洋明氏、SF評論を多く手掛け、大衆文化の中の宇宙に詳しい文芸批評家の藤田直哉氏を迎えます。

アーティスト、科学者、評論家の目線から見た宇宙とアートのクロスポイント、またSFや絵画といったそれぞれの専門分野についての宇宙科学の観点からの議論、さらにアートとサイエンスの協働のありかたまで、宇宙と芸術を結ぶ新たな視座を探ります。

協力:美術出版社

 


 

●イベントご参加方法

 
ご希望日、ご参加を希望される方のお名前、お電話番号、ご参加人数を明記の上、メールにてご予約ください。
お電話でも承っております。TEL : 03-3446-4977
※当日キャンセルはかたくお断りしております



※受信制限をされている方は、当店からのメールを受信できるよう設定お願いいたします。
 


 
 

●新刊情報

 

坂本夏子「No Day without a Stroke―坂本夏子の絵画ログ2006-2019」

 
発売日 : 今秋刊行予定
発 行 : 赤々舎
仕 様 : 300×220mm/240ページ/上製本
価 格 : 6300円+税

 
坂本夏子初の作品集。
全8章により構成される本書は、坂本がこれまでに残してきた油彩/ドローイング/手帖資料/展示写真/テクスト等を収録し、坂本自身が「ログ」と呼ぶところの絵画行為の時間的蓄積をそのまま提示するものです。それは、坂本の一枚一枚の絵画を貫くロジックの拡張であり、この画集もまたひとつの作品として存在します。
 


 

●PROFILE

 
坂本夏子(さかもと・なつこ)
 
1983年熊本県生まれ。東京在住。
2012年に愛知県立芸術大学大学院美術研究科博士後期課程を修了。
主な展覧会に「絵画の庭 – ゼロ年代日本の地平から」(2010年・国立国際美術館、大阪)、「魔術/美術 – 幻視の技術と内なる異界」(2012年・愛知県美術館、愛知)、「ポジション2012」(2010年・名古屋市美術館、愛知) 、「であ、しゅとぅるむ」(2013年・名古屋市民ギャラリー矢田、愛知)、個展「ARKO 2013 坂本夏子」(2013年、大原美術館、岡山)、個展「坂本夏子の世界展」(2014年・ARATANIURANO、東京)、「高橋コレクションの宇宙」(2017年・熊本市現代美術館、熊本)、個展「迷いの尺度 −シグナルたちの星屑に輪郭をさがして」(2019年・ANOMALY、東京)など。
 
>>アーティストインフォメーション
 
磯部洋明(いそべ・ひろあき)
isobe
 
宇宙物理学者。1977年神奈川県生まれ、岡山県育ち。京都大学大学院理学研究科博士後期課程にて博士号取得。専門は太陽物理学、宇宙プラズマ物理学、宇宙総合学。京都大学宇宙総合学研究ユニット特定准教授、同大学院総合生存学館准教授を経て、2018年より京都市立芸術大学美術学部准教授。主な著書に『宇宙を生きる-世界を把握しようともがく営み』(小学館)など。宇宙人類学や宇宙倫理学など、他分野と協働しての学際的研究、ワークショップやイベント企画も数多く手掛ける。
 
藤田直哉(ふじた・なおや)
fujita
 
SF・文芸評論家、批評家。1983年北海道生まれ。東京工業大学大学院社会理工学研究科価値システム専攻修了。博士(学術)。主な著書に『シン・ゴジラ論』(作品社)、『新世紀ゾンビ論』(筑摩書房)、『娯楽としての炎上 ポスト・トゥルース時代のミステリ』(南雲堂)、編著に『地域アート 美学/制度/日本』(堀之内出版)、『3・11の未来 日本・SF・創造力』(作品社)、『東日本大震災後文学論』(南雲堂)など。今年4月、震災文芸誌『ららほら』を創刊。日本映画大学専任講師。
 


 

●お問い合わせ

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NADiff a/p/a/r/t
150-0013 東京都渋谷区恵比寿1-18-4 NADiff A/P/A/R/T 1F
TEL. 03-3446-4977

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