NADiff GALLERY






山口藍 展「ほがらほがら」

2010年7月7日[水] - 8月15日[日]

・オープニングレセプション:2010年7月7日[水] 19:00-21:00
NADiff A/P/A/R/T 2nd Anniversary スペシャルイベント
 ライブドローイング:2010年7月7日[水] 夕方 - 19:00(予定)

・ブックサイニング:2010年7月17日[土] 16:00- >> 詳細


協力:ninyu works、羽鳥書店、ミヅマアートギャラリー


このたびナディッフ・ギャラリーでは、待望の作品集が刊行の運びとなる山口藍の個展を開催いたします。

山口藍は98年のデビューから、江戸の風俗を下敷きに創作した「とうげのお茶や」で遊女として暮らす女の子たちの姿等々を、ふとんや貝殻や板など独特の支持体を用い繊細で明快な描線と色面で表現しつづけています。

山口の作品は、日本文化や慣習、和歌の言葉や美術工芸などに独自の解釈を与えることにより、新しくかつ幾重にも重なりあった意味を持って展開します。

本展は、初の作品集「ほがらほがら」の刊行と時期を同じくしており、展示のメインとなる1.35m×4.25mの大きな板絵は、作品集のジャケットイメージ「とくるかみのひまごとに」を再構成して制作されます。
作品集に沿いながら、新しい描き方とマテリアルを用いて、収録作品を違った角度から解釈することで、作品集とのパラレルワールドがつくりだされます。

作品集をひとつの区切りとし、新たなスタートを切ろうとしている山口の新作展です。ぜひご高覧ください。



山口藍 作品集
『ほがらほがら』
2010年7月17日発売

山口藍・画 / 寄稿:斎藤環
A4判変型・上製・136頁(オールカラー)英語・中国語対訳付き / 4,410円(税込) / 羽鳥書店

江戸の風俗を下敷きに創作した「とうげのお茶や」で遊女として暮らす女の子たちの姿等々を、ふとんや貝殻や板など独特の支持体を用い繊細で明快な描線と色面で表現しつづける山口藍。
この度、待望の刊行となる本書は、1998年のデビューから2010年2月の個展「きゆ」までに発表された作品を多数収録し、これまでの集大成ともいえる作品集です。代表作を展覧会ごとに時系列的に紹介し、山口藍の中核的な作品である“ふとんキャンバス”に始まり、近年の大型作品である“組立式壁画”など、さまざまな作品形態とその足跡を一覧できる。日本では未発表の、海外発表作品も収録。

【特装本】
木版画一葉・たとう入り / 限定250部・限定番号・署名入り / 20,000円(税込)



Profile

山口藍(やまぐち あい)


1977年東京生まれ。
1995年女子美術大学芸術学部工芸科織専攻入学。
1999年ninyu works結成。

ヨーロッパ、アジア、アメリカなど海外のグループ展に参加する一方、04・05年シュウウエムラとのコラボレーションワークを手がけるなど活動は多岐に渡る。

1998年、ロスでのグループショーでデビューし同年、ナディッフにて国内デビュー、その後も発表を重ねる

2003年「すくうとこ」(ROBERTS & TILTON GALLERY、ロサンゼルス)では全長52m、天井高4.26mのギャラリー全ての壁面に描画することで空間自体を自身の作品として構成した。

2010年2月には「きゆ」(ミヅマアートギャラリー、東京)を開催。


>> 作家ウェブサイト; http://www.ninyu.com/



閉じる