〈現代写真論講義〉NADiffで学ぶ、現代アート連続講座

開講日: 2019年 2月22日(金)、3月15日(金)、4月12日(金)、5月17日(金)

講 師:甲斐義明、増田展大、小林美香、調文明

  • 連続講座2

    連続講座2


●概要

 
恵比寿のアートショップ・NADiff a/p/a/r/tは2018年の7月7日で10周年を迎えました。
10周年を期に、従来の刊行記念のトークイベントや展示の開催のような情報が“集まる”場所としての活動と共に、新しい情報や知識が“生まれる”場所を目指し、連続講座を開講しています。
 
今回で第2弾となる連続講座は、「現代写真論講義」と題して、現代写真を巡る批評や理論を学ぶ講座を開講いたします。
技術革新が進み、写真の出力手法や形式ともに著しい変化を極める現在。私たちをとりまく環境でも、写真の在り方は刻々と変化しています。
本講座では、芸術写真史によっては把握しきれない、私たちの生活の中に溢れるように存在するヴァナキュラー写真も射程に、現代写真を視野広く、多角的に読み解く理論を4つのテーマから学びます。
 


 

●開催概要

 
第一回 2月22日(金)20:00-22:00
第二回 3月15日(金)20:00-22:00
第三回 4月12日(金)20:00-22:00
第四回 5月17日(金)20:00-22:00

受講費: 1回券:2500円(学生:2000円)
     通し券:7500円(学生:6000円)
     ※学生の方は受付の際に学生証のご提示をお願い致します。

定員:40名
会場:NADiff a/p/a/r/t
 


 

●「現代写真論講義」 全4回

 

第1回 「総論/アマチュア写真の過去と現在」
講 師:甲斐義明

開催日:2019年2月22日(金)20:00-22:00 

全4回の講座のイントロダクションとして写真史・写真理論研究の現状について概観した後、「ヴァナキュラー写真」研究をめぐる諸問題について考えたいと思います。「ヴァナキュラー写真」とはヨーロッパと北米の芸術写真を中心として書かれてきた写真史記述からは抜け落ちてきた、地域や時代ごとに異なる様々な写真実践のことを指します。本講座ではその中でも特にアマチュア写真に注目し、過去の写真史や写真論においてアマチュア写真がどのように捉えられてきたのか、そして、写真のデジタル化によってアマチュア写真がどのように変容したのか、といった問題を、実例とともに考察します。
 

 

第2回 「現代写真と科学」
講 師:増田展大

開催日:2019年3月15日(金)20:00-22:00 

写真とはまずもって技術的な産物であり、それが19世紀前半に考案・発表されるようになったのも、科学者たちの手によるものでした。このことは、写真がどれほど日常的かつ大衆的なものになったとはいえ、最新の驚くべき機能が関連企業から次々と発表されている現在にまで受け継がれていると言えます。とするなら、科学者たちの営為にとって写真が果たした独自の論理を考察することは、私たちに馴染みの写真とは異なる側面を明らかにすることにもつながるでしょう。このような観点から、写真史に埋もれた過去の事例とデジタル技術が一般化した現在とをつなぐ系譜の一端を探りたいと思います。

 

第3回 「現代写真とジェンダー」
講 師:小林美香

開催日:2019年4月12日(金)20:00-22:00

近年、マタニティ・フォト、授乳フォトといった、孕み、育くむ女性の身体を捉えた写真がジャンルとして認知され、注目を集めています。写真のデジタル化、ソーシャルメディアの普及や拡張は、性の身体の表象にどのような影響をもたらしてきたのか、写真家の作品において、妊娠や育児といった極私的な生の経験は主題としてどのように扱われてきたのかといったことを、1990年代以降の写真の展開に注目しながら考えて行きます。

 

第4回 「現代写真のアクチュアルな状況論」
講 師:調文明

開催日:2019年5月17日(金)20:00-22:00

2019年は写真術公表から180年を迎える年です。その間に写真は様々なものを写し、あるいは様々な領域の表現メディアのひとつとして機能してきました。人物、風景、日常、天災、戦争、科学、広告、報道、芸術……。未だ写真に撮られていないものなど果たしてこの世にあるのかと思う人もいるかもしれません。一方で、写真は通常被写体を必要とするメディアであり、常時生成し千変万化する未だ見ぬ世界に日々遭遇しているとも言えます。そこで、今回の講座では「私」という観測地点から、現代の写真家が遭遇する世界についていくつかトピック(「写真アーカイブ」「ヘンザイするドキュメンタリー」「セルフ・ポートレイト」など)を設けながら話していきたいと思います。それは自ずと「私たち」の今日性にも触れることになるでしょう。

 


 

●講座お申し込み方法

 
要予約 / 前払い制(ご入金をもって、ご予約完了となります)

①NADiff ONLINESHOP : >>チケットご購入ページ ※クレジットカードでのお支払のみ(お支払完了後、ご予約受付完了のお知らせをお送りいたします)
②ナディッフアパート店頭 :現金でのお支払をご希望の方は、事前にご来店の上レジにてお申し込み下さい

 


 

●Profile

 
甲斐義明(かい・よしあき)
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写真史・近現代美術史研究。ニューヨーク市立大学大学院センター博士課程修了。現在、新潟大学人文学部准教授。共著に『時の宙づり-生・写真・死』(IZU PHOTO MUSEUM、2010年。ジェフリー・バッチェン、小原真史との共著)、編訳書に『写真の理論』(月曜社、2017年)がある。
 
 
増田展大(ますだ・のぶひろ)
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神戸大学文学研究科修了、博士(文学)。現在、立命館大学映像学部講師。写真史・映像メディア論。おもな著書に『科学者の網膜』(青弓社、2017)、分担執筆として『スクリーン・スタディーズ』(東京大学出版会、近刊予定)、『インスタグラムと現代視覚文化論』(BNN新社、2018)、『ポケモンGOからの問い』(新曜社、2018)、『映像文化の社会学』(有斐閣、2016)など。
 
 
小林美香(こばやし・みか)
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写真研究者。国内外の各種学校/機関で写真に関する講義、レクチャー、ワークショップ、展覧会を企画、雑誌に寄稿。2007-08年にAsian Cultural Councilの招聘、及び Patterson Fellow としてアメリカに滞在し、国際写真センター(ICP)及びサンフランシスコ近代美術館で日本の写真を紹介する展覧会/研究活動に従事。2010年から2018年まで東京国立近代美術館客員研究員を務める。
 
調文明(しらべ・ぶんめい)
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写真批評家/写真史研究者。1980年、東京生まれ。日本女子大学ほか非常勤講師。写真雑誌などで執筆。論文に「A・L・コバーンの写真における都市表現――三つのニューヨーク・シリーズを中心に――」(『美学芸術学研究』、2013年)、「ジェフ・ウォール――閾を駆るピクトグラファー」(『写真空間4』青弓社、2010年)など。『STUDIO VOICE』2018年3月号で「偏/遍在するドキュメンタリー」、『ハーパーズ・バザー』2018年9月号で「日本の今を切り取る新世代フォトグラファー」を寄稿。
 


 

●お問い合わせ

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NADiff a/p/a/r/t
150-0013 東京都渋谷区恵比寿1-18-4 NADiff A/P/A/R/T 1F
TEL. 03-3446-4977

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