「言葉」と「絵画」
『絵画へ 1990-2018美術論集』刊行記念トークイベント

出 演 : 母袋俊也(画家)、梅津元(埼玉県立近代美術館学芸主幹/芸術学)

日 時 : 2019年6月1日[土] 18:00-20:00

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会 場:NADiff a/p/a/r/t
定 員:70名
入場料:無料


 

●概要

 
1954年生まれの美術家・母袋俊也は東京造形大学に学び1983年に渡独し、87年まで西ドイツ、フランクフルト美術大学で学び美術活動を行い帰国した後、今日に至るまで「絵画における精神性とフォーマート」をテーマに〈TA〉系、〈バーティカル〉、〈Qf.〉系など体系的に絵画を展開する。また1999年以降、野外作品〈絵画のための見晴らし小屋〉を各地で制作、〈TA.〉系作品と連動して展開。加えて近年では「絵画・像の現出する場、位置」に対する関心を深め制作展示が試みられている。母袋は作品制作と並行して、絵画について論じた研究論文を多数書き続け、これまで数冊の書物にまとめられてきました。

このたび刊行された『絵画へ 1990-2018美術論集』は、1990年から書き綴った多くの文章、対話、エッセイなどを収録します。母袋の創作における「言葉」と「絵画」の相互作用が、全編を通して明らかになります。トークイベントでは、本書の対話者としても登場する梅津元氏を迎え、母袋の創作活動、作品について大いに語ります。

 


 

●EVENTご参加方法

 
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●商品情報
 

母袋俊也『絵画へ 1990-2018美術論集』

絵画をめぐり思索・制作を続ける美術家。その水沢勉、林道郎、本江邦夫らとのスリリングな対話を含む30年間の言葉の集大成

 
版 元:論創社
発売日:2019/4
仕 様:A5判
頁 数:448頁
価 格:3,800円(税抜)
>>ONLINE STORE(準備中)
 


 

●Profile

 
母袋俊也(もたい・としや)
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1954年、長野県生まれの画家。東京造形大学教授(2019年まで)。1978年、東京造形大学絵画専攻卒業。1983年、旧西ドイツ、フランクフルト美術大学絵画・美術理論科でライマー・ヨヒムス教授に学ぶ。1987年までドイツで活動。帰国後「フォーマートと精神性」をテーマに制作展開、横長フォーマート〈TA〉系、縦長フォーマート〈バーティカル〉、イコンをモデルにする〈Qf.〉系など体系的に絵画を制作、展開する。また1999年以降、野外視覚体験型作品〈絵画のための見晴らし小屋〉を各地で制作、〈TA.〉系作品と連動して展開されている。加えて近年では「絵画・像の現出する場、位置」に対する関心を深め制作展示が試みられている。主な個展、2006「風景・窓・絵画 アーティストの視点から:母袋俊也の試み」埼玉県立近代美術館(常設展特別展示)2017「母袋俊也 Koiga-Kubo 1993/2017 そして〈Qf〉」奈義町現代美術館など。著書『絵画のための見晴らし小屋』(BLUE ART)、『母袋俊也 絵画』(BLUE ART)、『成田克彦「もの派」の残り火と絵画への希求』(共著)東京造形大学現代造形創造センター。
>>http://www.toshiya-motai.com/

 
梅津元(うめづ・げん)
application
埼玉県立近代美術館学芸主幹/芸術学
1966年神奈川県生まれ。1991年多摩美術大学大学院修士課程修了。同年より埼玉県立近代美術館に学芸員として勤務。同館で担当した主な展覧会(共同企画を含む) :「〈うつすこと〉と〈見ること〉 ─ 意識拡大装置」(1994)、「1970年 ─ 物質と知覚 もの派と根源を問う作家たち」(1995)、「ドナルド・ジャッド 1960–1991」(1999)、「プラスチックの時代 | 美術とデザイン」(2000)、「関根伸夫《位相─大地》が生まれるまで」(2005)、「生誕100年記念 瑛九展」(2011)、「竹岡雄二|台座から空間へ」(2016)、「版画の景色-現代版画センターの軌跡」(2018)、「特別展示:瑛九の部屋」(2019)など。その他の企画:2014年「DE/construct: Updating Modernism(阿木譲をめぐる3つのプログラム)」(NADiff modern & SuperDeluxe、東京)、2016-17年「トランス/リアル―非実体的美術の可能性」(ギャラリーαM、東京)など。近年の寄稿 :「反転する皮膜-《位相-大地》を奪還せよ」『関根伸夫 RE-CREATIONS 1970/2011』(鎌倉画廊、2011)、「山中信夫 ─ プロジェクション装置としてのピンホール」『マンハッタンの太陽』(栃木県立美術館、2013)、「Sound of the Real 3」『引込線 2015』(2015)、「ガラスの光春 - 瑛九の乱反射」『現代の眼』622号(東京国立近代美術館、2017)、「Shade of Form / Shade of Life - 可能性としての成田克彦」『成田克彦 - 「もの派」の残り火と絵画への希求』(東京造形大学現代造形創造センター、2017)、「出来事と記録-現前/想起」『1968年 激動の時代の芸術』(千葉市美術館他、2018-2019)、「美術館コレクションの未来」(座談会)『美術手帖』4月号(2019)など。
 


 

●お問い合わせ

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