美術・社会・ジェンダー: 出版社ブリュッケの時代(1996-2019)とともに――足立元・中嶋泉W刊行記念トーク

出 演 : 足立 元、中嶋 泉

日 時 : 2019年10月24日[木] 19:3021:00(開場 19:15

  • brucke

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日 時:2019年10月24日[木]19:30-21:00(開場 19:15)
会 場:NADiff a/p/a/r/t
定 員:70名
入場料:1,000円


 

●開催概要

 
NADiff a/p/a/r/tでは、ブリュッケからの二冊、足立元『裏切られた美術 表現者たちの転向と挫折1910-1960』、中嶋泉『アンチ・アクション 日本戦後絵画と女性画家』の刊行を記念してトークイベントを開催いたします。
 
「表現の不自由」が問題になる昨今、この二つの本は、それぞれ社会運動とジェンダーという観点から、日本美術史の前提を揺るがそうとしています。1990年代後半に美術史を学び始めた世代の研究者たちは、一体いかなる動機や方法で、美術史を更新していこうとしているのでしょうか。
 
二冊の版元であるブリュッケは、1996年に創業して20年余り、これまでの美術史に抵抗する研究を数多く世に出してきました。そして、2019年『アンチ・アクション』の出版を最後に、会社を終えることになりました。
このイベントで足立と中嶋は、20年余りのブリュッケの時代を振り返りつつ、互いの著作を通じていま問われるべき、美術史の役割とは何なのかを問います。
 

協力:ブリュッケ

 


 

●出版社 ブリュッケのあゆみ

 
平成8年(1996)8月8日、東京都文京区本郷にて創業した個人出版社。
以来23年間、一人で本を作り続ける。
現在は、東京都国立市に社を構える。
古今東西の美術に特化した出版を続けてきた。出版点数88冊。
 
また、大手出版社の大型美術出版企画にも携わり、西洋・東洋の美術全集、美術書シリーズ、単行本、さらに美術館の図録、紀要の編集・制作も数多くこなしてきた。
2019年9月に最後の書籍を刊行して出版活動を停止、2020年7月末に終業予定。

>>ブリュッケ:目録
 


 

●EVENTご参加方法

 
ご参加を希望される方のお名前、お電話番号、ご参加人数を明記の上、メールにてご予約ください。
お電話でも承っております。TEL : 03-3446-4977
※当日キャンセルはかたくお断りしております



※受信制限をされている方は、当店からのメールを受信できるよう設定お願いいたします。
 


●商品情報
 
足立元『裏切られた美術 表現者たちの転向と挫折1910-1960』

足立
発売日:2019年6月
刊 行:ブリュッケ
頁 数:318頁
価 格:3.600円+税
>> NADiff ONLINE(準備中)

 

中嶋泉『アンチ・アクション 日本戦後絵画と女性画家』

中嶋
発売日:2019年9月
刊 行:ブリュッケ
頁 数:362頁
価 格:3.800円+税
>> NADiff ONLINE(準備中)


 

●PROFILE

 

足立 元(あだち・げん)

二松学舎大学文学部専任講師。1977年生まれ。視覚社会史。美術、漫画、アニメーション、記録映画、雑誌を研究。著書に、『前衛の遺伝子 アナキズムから戦後美術へ』(ブリュッケ、2012年)。主な論考に、「野獣性なる人間的なる愛の版画集」風間サチコ著『予感の帝国 風間サチコ作品集』(朝日出版社、2018年)など。

 

中嶋 泉(なかじま・いずみ)

首都大学東京人文科学研究科准教授。日本現代美術史、フェミニズム美術史、イメージ論。主著に、“Dream for Solidarity: Palestinian Art, JAALA and Haryū Ichirō in the 1970s and 1980s” in Past Disquiet: Artists, International Solidarity, and Museums-in-Exile (University of Chicago Press, 2018)、「ニューヨークと草間彌生――1959年と1989年の批評から見る」『ニューヨーク――錯乱する都市の夢と現実』田中正之編(竹林舎、2017年)など。
 


 

●お問い合わせ

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NADiff a/p/a/r/t
150-0013 東京都渋谷区恵比寿1-18-4 NADiff A/P/A/R/T 1F
TEL. 03-3446-4977

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