市川実和子・eri・東野翠れん

アーティスト・トーク&サイン会 5月19日[金] 18:30-20:00 
出演者:eri 東野翠れん
ゲスト:植原亮輔(デザイナー/アートディレクター)2006

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●Artist Statement

 
手渡されたノートをひらくと、ふたりの気配が伝わってきます。
逢っているときにはわからない、ふたりのこと。
それは、姿もかたちもない、えりとすいれんがおとした影みたいなもの。
ひとりでいるとそれがよくみえて、いろいろなところに影をみつけます。
日なたで揺れるカーテンの隙間に、すいれんの笑い声を。
水たまりに映った電線と空のなかに、えりの澄みきった横顔を。
市川実和子
 
自分の純粋な部分で繋がっていられることで、毎日を迷いなく生きることができる。
大げさなもんでもなくて、ただ単純に、何かを愛する気持ちとか
美しいものに動かされる衝動とかを、分かち合っていける。
世界は美しい。
このふたりが美しいことで、私はいつも豊かにそれを感じ取ることができます。
それを幸せに思います。
eri
 
この日記が回っていくのを通して、二人を想う気持ちというのが、
暖かい砂の上に頬をつけて目を瞑っているような気持ちになった。温かかった。
二人を大切に想う気持ちというのは、
それまでに人へ寄せる感情とは遥かに違うということはよく分っていた。
そして、途端に見ている世界が大きく見えるようになった。
なにか、だれかを大切に想うという気持ちを通して、沢山の他のものとも繋がって
大切に想えるようになった。こんなにも喜ばしい気持ちは初めてだった。
東野翠れん
 
(『縷縷日記』より一部抜粋)
 


 

●PROFILE

 
市川実和子 いちかわ・みわこ
 
1976年 東京生まれ。91年からモデル活動を始め、数々のファッション誌、ショーにて活動。映画、ドラマを中心に女優として希有な存在感を放ち続けている。CM、舞台、雑誌の連載など、幅広く活動を展開。今年1月期の『神はサイコロを振らない』(日本テレビ系)で好演。5月には、大人計画本公演『まとまったお金の歌』(松尾スズキ作・演出)に出演。夏に初挑戦の翻訳本『ミネハハ』を刊行予定。
 
eri えり
 
1983年 NY生まれ、東京育ち。97年”立花ハジメとLow Powers”のボーカルとしてアルバムをリリース、01年より雑誌「Olive」での連載を開始。02年ブランド”chico”を立ち上げる。同年バンド”The Japanese”を結成。
04年新ブランド”mother”を立ち上げ、05年より湯川潮音さんの衣装&ADを担当中。
www.erierieri.com www.mothermother.com
 
東野翠れん ひがしの・すいれん
 
1983年東京生まれ。15歳から写真を撮りはじめ、18歳からフォトグラファーとして活躍。多くのミュージシャンのポートレートやアルバムジャケットを手掛ける。モデルとしても雑誌や写真集で活動。現在「PS」「リンカラン」等で連載中。モデルとして参加した写真集『アムール翠れん』(撮影:ホンマタカシ)、自身初の写文集『Lumiere(ルミエール)』が発売中。オランダで撮影した8mmフィルムをDVD化した『lopen』(ポリスター)も発売中。
 
■市川実和子・eri・東野翠れん『縷縷日記』
著者:市川実和子、eri、東野翠れん
アートディレクション:植原亮輔(DRAFT co., ltd)/発行所:⑭リトルモア
A5タテ変型・上製・128ページ/定価1700円(税別)/2006年3月17日発売
 
■『縷縷日記』刊行記念”縷縷バッグ”限定販売
eriがデザインしたchicoブランド・オリジナルバッグ。リバーシブルで、『縷縷日記』がちょうど収まるサイズ。
 


 

●お問い合わせ

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