川田喜久治『20』先行販売&刊行記念フェア
@ NADiff BAITEN

 ※月曜定休

※東京都写真美術館の展示入替期間につき、2021年1月25日-2月4日の期間は店休日となります。

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© Kikuji Kawada

 

●INFORMATION

 
この度、東京都写真美術館ミュージアムショップ・NADiff BAITENでは、川田喜久治 最新作品集『20』の先行販売&刊行記念フェアを開催いたします。
 
写真家集団〈VIVO〉の創設メンバーであり、『地図 The Map』(美術出版社、1965)や『ラスト・コスモロジー The Last Cosmology』(491+三菱地所、1995)で、世界的に知られる写真家・川田喜久治。最新作品集となる『20』は、 2019年から現在まで作家が毎日投稿するInstagram(@kawada_kikuji)に蓄積した、数百を超えるイメージから厳選した30点をピックアップし、構成されています。
bookshopMより刊行される本書は、1冊1冊手作業で製本された、糸かがり綴じの美しい造本が特徴です。同社のレーベルにて、田村彰英、三好耕三、今道子、藤原新也、立木義浩、沢渡朔といった名立たる写真家たちの写真集を手掛けた町口景が本書をデザインしております。
 
今回のフェアでは川田喜久治『20』の発売日に先駆けて、サイン本の先行販売を行うほか、川田氏の貴重な写真集の古書やbookshopMの関連するシリーズの写真集を展開いたします。
 
大疫病時代の静寂と呻吟、増殖/ 積層する都市文脈、歪形するイメージ……。
御年87歳にして現役写真家・川田喜久治の圧倒的な作品群をぜひ、作品集にてご体感ください。
 
 

20 / Invisible City

 
「20」というタイトルの私の新しい写真集は、「咲き終わった月下美人」を皮切りに、2020年に始まった世紀の疫病時代の「赤と黒」の色彩を中継して、「男の影」へと続いている。
 
30のカットで編まれたものには、始まりの感覚もなければ終わりの嗅覚もない。リズムの強弱もなければ、色や形の韻も踏まず、イメージは混交しながら粘菌のように増殖してゆく。突然の異時同図、影のスクロール、さまざまな幻影が気ままに地を這い宙に浮いたままだ。
そこに見えない都市の蜃気楼が揺れる。
 
20年から続くプレイグタイムのなか、イメージの進行はグロテスクな寓話に近づいたりする時もあるが、新しいストーリーを生むにはほど遠い。さまざまなノイズとともに、いつ失速するかも知れない想像の淵をさまよっているのだ。
 
タイトルの「20」とイメージ選択は、20年の晩秋にインスタがきっかけで出会った編集者の川田洋平さんとデザイナーの町口景さん、二人の意志的な発案による。私はA3W和紙にプリントしていた200点ほどのダミー・オブジェを持参、PGIの高橋朗さんの解説で見てもらったのが、「20」へのスタートだった。
 
これからも続けたい。まだ空が明るく、目のまえの影が消えないうちに……。 
 
2020 年11 月24日 東京
川田喜久治

協力=bookshopM

 

●商品情報
【サイン本】川田喜久治 『20』

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発売日に先駆けて、1月19日(火)よりNADiff BAITENにてサイン本の先行販売を開始します。
NADiffオンラインショップでもご購入いただけます。

発行年: 2021年1月25日
発行所: bookshopM
仕 様: 257mm×182mm、並製本糸中綴じ
限 定: 700部(エディション付き)
頁 数: 32頁
写真点数: 30点
デザイン: 町口景
編 集: 川田洋平
発行人、造本設計: 町口覚
定 価: 2,500円+税

>>NADiff ONLINE

 


 

●Profile
 
川田喜久治(かわだ・きくじ)

1933年、茨城県生まれ。1955年、新潮社に入社。1959年に新潮社を退社しフリーランスとなる。奈良原一高、東松照明、細江英公、佐藤明、丹野章らと共に写真エージェンシー〈VIVO〉(1959-61年)を設立。敗戦という歴史の記憶を記号化するメタファーに満ちた作品『地図 The
Map』(美術出版社)を1965年に発表し、以来現在に至るまで、常に予兆に満ちた硬質で新しいイメージを表現し続けている。自身の作品を「時代の中の特徴的なシーンと自分との関係をとらえて表現し、その時の可能な形でまとめ上げ、その積み重ねから一つのスタイルが生まれてくる」と語る。近年はInstagramにて写真への思考を巡らせながら、日々作品をアップし続けている。

>>instagram

 


 

●店舗情報

 
ナディッフ バイテン
〒153-0062 東京都目黒区三田1-13-3恵比寿ガーデンプレイス内 東京都写真美術館2F
TEL:03-6447-7684 FAX:03-6447-7694
定休日:月曜日
営業時間:10:00-18:00(2/5-2/21の期間は20:00まで)
 
※東京都写真美術館の展示入替期間につき、2021年1月25日-2月4日の期間は店休日となります。
※恵比寿映像祭開催期間の2021年2月5日-2月21日につきましては営業時間が10時~20時となります。

※新型コロナウイルス感染防止対策につき、営業日時が変更となる場合がございます。
 最新情報は東京都写真美術館のホームページをご覧ください。
 >>東京都写真美術館ホームページ

 


 

DETAIL


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153-0062
東京都目黒区三田1-13-3 東京都写真美術館2F
TEL&FAX.

地下鉄日比谷線「恵比寿駅」
JR「恵比寿駅」東口改札より徒歩約7分

>> GOOGLE MAP


 

●お問い合わせ

 
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NADiff BAITEN
153-0062 東京都目黒区三田1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス内
TEL:03-6447-7684 FAX:03-6447-7694

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