かじおかみほ
Do you open your eyes in the sea? 海の中で目を開けますか?

営業日:木、金、土、日、祝(2月23日(火)は祝日の為営業いたします。)

営業時間:13~19時

 

  • BK0358_s

    BK0358_s

 

●概要

 
この度、NADiff Galleryでは作家のかじおかみほの個展「Do you open your eyes in the sea? 海の中で目を開けますか?」を開催いたします。

東日本大震災を機に報道の仕事を辞め、美術家としての活動に戻ったかじおかみほ。福島の避難区域に残されたくじゃくをテーマに制作したシリーズ「And, where did the peacocks go?」をはじめとする作品が海外で高く評価されており、主に欧州で多くの展覧会で発表の場を重ねてきました。2019年には作品集「So it goes」が日本人で初めてフランスのナダール賞を受賞しています。自身について写真家よりも画家に近いと話すかじおかは、写真というメディアで時間や、記憶、日常の断片を切り取り、暗室で画家の様に丁寧に露光、色調し作品を作り出しています。日本初の個展となる本展では銀塩写真と共に、3カ国語の子供の声と「時」をテーマにした香りが展示の一部となり、鑑賞者の五感に語りかけます。

 

「海の中で目を開けますか?」
この夏、久しぶりに入った海の中で目を開けてしまった。
目が痛かった。
あ、海水の中では目は開けないんだったっけ。
そう思ってとなりにいた人にこう聞いた。

この質問はわたしの中でどんどん形を変えていった。

北米の美大を卒業してから10年以上アートから遠ざかり報道の仕事をしていたわたしは東日本大震災を機にアートに戻ることを決めた。あの頃のがむしゃらで純粋な気持ちを「初心」と呼ぶなら、私はそれをしばらく忘れていた、と思う。

悲しみや美しさや善悪を超えた大きな何か、被災地での取材で痛いくらい強く感じた原始的なあの感覚…。

海水を眼球で感じ、ぼんやりした視覚から伝わったものは、それを久しぶりに思い出させてくれた。

会場に流れる3カ国の子供たちの声のサウンド、そして「時」をテーマに調合した香りも展示の一部。視覚だけではなく他の感覚も通じて展示を体験し、それぞれがそれぞれの映像をそれぞれの中で映し出してくれたらうれしい、です。

あなたは海の中で目を開けますか?

 
かじおかみほ

 

協力=IBASHO Gallery

 
本展覧会は東京都写真美術館主催の「第13回恵比寿映像祭」(2021年2月5日-21日) の地域連携プログラムの一環で開催いたします。
第13回恵比寿映像祭ウェブサイト


 

●新型コロナウィルス感染予防対策

 
【お客様へのお願い】
*ご来場時にはマスクの着用をお願いいたします。
*ご来場時には手指の消毒をお願いいたします。
*37.5℃以上の発熱や咳、全身痛などの症状がある場合、ご自身の体調に不安のある場合は、くれぐれもご無理なさらずご来場をお控えいただきますようお願い致します。
*お客様同士およびスタッフとの距離を十分に取れる空間確保のため、入場制限を設ける場合がございます。
*大人数でのご来場はなるべくお控えください。
*万が一関係者などから新型コロナウイルス感染症の発症があった場合、連絡を差し上げられるよう、ご連絡先の記入をお願い致します。

【当店の対策】
* 1階の店内入口にアルコール消毒液を設置しておりますので、入店の際は手指の消毒をお願い申し上げます。
* 地下1階の搬入口の換気をし、展覧会会場の換気を行います。
* 2時間に1度、螺旋階段の手摺や、鑑賞用の椅子のアルコール消毒を行います。
* 当店スタッフは毎朝体温を測定し、健康状態を確認のうえ出勤しております。手洗いと手指消毒を徹底し、マスク着用で対応いたします。
 
>>営業時間・店内での新型コロナウイルス感染症の予防と感染拡大防止対策について


 

●書籍情報

so it goes, so it goes – miho kajioka


発行年: 2020.11
発行元:the(M)editions, IBASHO
写真、デザイン、テキスト:Miho Kajioka
サイズ:21x16cm
仕 様:120ページ、ソフトカバー
価 格:¥7,700(税込)

2019年、年間を通してフランスで出版された写真集の中で最も優れた作品に贈られるナダール賞を受賞した「So it goes」の改訂版。カート・ ヴォガネットの「スローターハウス5」という小説にインスピレーションを得て作られた1冊で、すでに絶版となった「So it goes」よりもサイズは一回り小さく、手に取りやすい大きさになっています。

>> NADiff ONLINE STORE

  
   

tanzaku – miho kajioka

tanzaku
発行年: 2021.01
発行元:Miho Kajioka
サイズ:21x16cm × 3
仕 様:短冊3冊、桐箱入り、初回限定100部
価 格:¥111,111(税込)

短冊形式で制作されたアーティストブック。京都の表具師や職人とのコラボレーションによって生まれた1冊。すべて手作りで制作されています。

>> NADiff ONLINE STORE

  


 

●PROFILE

 

かじおかみほ(Miho Kajioka)

 
1973年、岡山生まれ。
サンフランシスコとカナダ、モントリオールで絵画と写真を学ぶ。帰国後は東京で報道の仕事に就き、東日本大震災を機にアート活動を再開。京都で作品を作り、主にヨーロッパで展示、出版。2019年フランスで出版された写真集でもっとも優れた1冊に贈られるナダール賞を受賞。

主な展覧会
2020年 
個展「Do you open your eyes in the sea?」Polka Galerie(フランス) 
個展「tanzaku」The Photographers’ Gallery(イギリス) 
グループ展「Vertiges des Jours」 Polka Galerie(フランス)
グループ展「wabi sabi」IBASHO Gallery(ベルギー)

2019年 
グループ展「InCadaques International Photo Festival」(スペイン) 
グループ展「SEASIDE」Bildhalle(スイス) 
グループ展「time       travel」De Ketelfactory(オランダ)

2018年
個展「so it goes」IBASHO Gallery(ベルギー) 
個展「so it goes」Caroline O’Breen Gallery(オランダ) 
グループ展「Unseen: NEW DISCOVERIES」Peter Fetterman Gallery(アメリカ)

2017年
個展「And, where did the peacocks go?」Corden Potts Gallery(アメリカ) 
グループ展「Female Force from Japan」IBASHO gallery(ベルギー)

2016年
個展「And, where did the peacocks go?」Gallery VU’(フランス)
グループ展「Et, où les paons sont-ils allés ?」Festival La Gacilly Photo(フランス) 
グループ展「Grace and Ruin」SeeLevel Gallery(オランダ)

2015年
個展「And, where did the peacocks go?」ARTBO(コロンビア) 
個展「And, where did the peacocks go?」Twenty 14 Contemporary(イタリア) 
グループ展「UNREAL」 M2 Gallery(オーストラリア)

2014年
個展「LAYERS」Microprisma(イタリア) 
個展「as it is」Fotografika Galerie(スイス) 
グループ展「Boutographies」(フランス)

主なアートフェア出展
2019年
「Paris Photo」Ibasho Galleryより出展(フランス) 
「Photo London」Ibasho Gallery出展(イギリス)
「AIPAD」Ibasho Galleryより出展(アメリカ)

2018年
「Unseen」the(M)editionより出展(オランダ) 
「Photo London」Ibasho Galleryより出展(イギリス)

2017年
「Paris Photo」Galerie VU’ より出展(フランス)
「Photo London」Ibasho Galleryより出展(イギリス)
「Unseen」 Ibasho Galleryより出展(オランダ) 


 

●お問い合わせ

ap_logo
NADiff a/p/a/r/t
150-0013 東京都渋谷区恵比寿1-18-4 NADiff A/P/A/R/T 1F
TEL. 03-3446-4977


※当面の間、営業日と時間を変更いたします。
営業日:木、金、土、日、祝(2月23日(火)は祝日の為営業いたします。)
営業時間:13~19時 

>>> shop info