“Signals” Drawing Tube

会 場:NADiff a/p/a/r/t 1階店内

営業日:木、金、土、日、祝

営業時間:13-19時 ※7/9(土)のみ18:30 閉店

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Photo by ca o studio

 


 

●概要

 
この度、NADiff a/p/a/r/tでは、アーティストの鈴木ヒラク・中原一樹らがメンバーとして運営する国際的プラットフォーム「Drawing Tube」から刊⾏される作品集『Signals』の出版記念展を開催します。
 
Drawing Tube(ドローイングチューブ)は、ドローイングの新たな研究・対話・実践のためのプラットフォームです。「ドローイング」というキーワードを介して、様々な分野を巻き込んだイベント、レクチャー、展示などを不定期で行い、出版活動を通じてそのアーカイヴを開示することで、「描くこととはなにか?」という根源的な問いに対する議論を喚起し、変容し続ける現在進行形のドローイングの可能性について考えてきました。
 
2020年の春、コロナウィルスによるパンデミックをきっかけに、“Signals” というプロジェクトを世界中の様々な環境の下で制作を続けるアーティスト達と開始。約2年の間に30組、31名が参加し、非常事態下のそれぞれのヴィジョンや思考を、イメージと短いテキストという形式でDrawing Tubeのウェブサイトやインスタグラムにて共有しました。この度刊行される『Signals』は、そのアーカイヴであり、ある時代の転換期においてアーティスト達が日常の中で手や目を動かした、その小さな軌跡の集合体です。また、出版に際し、ドイツ人キュレーターのヤン・フィリップ・フリューゾルゲ氏による「危機の時代のドローイング」を問うテキストが加わりました。
 
今回の出版記念展では、31名の参加作家の中から18名による小型ドローイング作品の展示を行い、会期中には鈴⽊ヒラク・中原⼀樹によるトークイベントを開催いたします。『Signals』は、変化し続ける現実を翻訳し、知覚する手段としてドローイングがどのように機能するかについて、私たちに再考させます。世界中のアーティストが各地で様々な環境に置かれながらも制作を続けたその軌跡をご覧ください。
 
 
 
出展作家:
安部典子/イボンヌ・アンドレイニ/ヴァネッサ・エンリケス/藤瀬朱里/ダニエル・ジラルディ/トマソ・ゴーラ/モニカ・グルツィマラ/シュ・ジオン/シクステ・カキンダ/小金沢健人/ニコル・レンジ/アンネ・ムンド/中原一樹/西野壮平/進藤詩子/鈴木ヒラク/ディ・タゴワスカ/ゲーリー・ワーナー

※出展作家に変更があり、17名から18名になりました【7月1日更新】

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左/image 1:(本書より)シクステ・カキンダ “Monologue II” (detail panel 1, work in progress), drawing on paper, 2020 © Sixte Kakinda
右/image 2:(本書より)鈴⽊ヒラク “Photon Flux #05” 2021, silver ink and Chinese ink on paper, 100 x 157 cm © Hiraku Suzuki


 

●本展に寄せて──Drawing Tube/鈴⽊ヒラク

 
“Signals”に寄稿してくれた作家の中で、日本はもとより、ドイツ、アメリカ、中国、オーストラリアなど世界各地の友人たちから自然と作品が集まりました。空間的ドローイングの第一人者であるモニカ・グルツィマラやヴァネッサ・エンリケスの実作品が日本で展示されるのは記念すべきことです。また日本からも安部典子や小金沢健人といった国際的に活躍する作家から若手まで様々なアーティストが参加し、本棚の小さな枠の中ではありますが、それぞれ心を込めて選んでくれたドローイングが並びます。ささやかで貴重なこの展示を、書籍と合わせて楽しんでいただければ幸いです。


 

●TALK EVENT

 
オープニングイベントとして、Drawing Tubeのメンバーによるトークイベントを開催いたします。
トークの様子はDrawing TubeとNADiff a/p/a/r/tのインスタグラムでもライブ配信を行います。
  
 
出 演 : 鈴木ヒラク、中原一樹
日 時 : 2022年7月10日[日] 18:00-19:00
会 場:NADiff a/p/a/r/t
参加費:無料
定 員:15名
※事前のご予約は不要ですが、定員を超える場合はお立見でのご視聴または、入場制限を行う場合がございます。
 
>>Drawing Tube インスタグラム
>>NADiff a/p/a/r/t インスタグラム

 

●書籍情報

 

Photo by ca o studio
Photo by ca o studio

 
タイトル:Signals
発行:Drawing Tube
テキスト:ヤン=フィリップ・フリューゾルゲ(キュレーター)、トマソ・ゴーラ
デザイン:髙室湧人(ca o studio)
定価:2200 円(税込)
判型:A4 変形(285 x 210 mm)/ 108 ページ
日本語/英語
印刷:KOPA(リトアニア)
発行日:2022 年7 月7 日
 
プロジェクト参加作家:中原 ⼀樹/ダイアナ・ルーカス/トマソ・ゴーラ/シュー・ジョン/⼩⾦沢 健⼈/ラム・サモチャ/ディアナ・シュプレンガー/ユエン・ウィリアムス/ディ・タゴワスカ/ニーナ・ルシエール/シクステ・カキンダ/イボンヌ・アンドレイニ/アンネ・ムンド/シモーナ・ソアレ/⻄野 壮平/サンドロ・クリサフィ/ダニエル・ジラルディ/ヴァネッサ・エンリケス/ゲーリー・ワーナー/ケイリー・ジェーン・ハリス/マリーナ・フェレッティ/進藤 詩⼦/藤瀬 朱⾥/ロドリゴ・ガルシア・ドゥトラ/ヤーナ・コルデニエ/ジョーイ・チン/モニカ・グルツィマラ/ジュリア・カッチュットロ/ニコル・レンジ/安部 典⼦/鈴⽊ ヒラク

6月23日(木)13:00よりNADiff Online にて先行予約を開始いたします。

>>ONLINE SHOP

 


 

●販売について

 
展示作品はNADiff a/p/a/r/t店頭にて、7月7日(木)13:00より販売開始いたします。
一部の作品は、アートのオンラインマーケットプレイス「OIL by 美術⼿帖」にて7⽉7⽇(木)13:00より販売いたします。
※出展作品の一部は店頭・オンラインともに非売の場合がございます。詳細はNADiff a/p/a/r/tにお問い合わせください。

>> OIL by 美術手帖

 


●PROFILE
 
Drawing Tube

drawing tube
東京を拠点とする鈴木ヒラクとドイツを拠点とする中原一樹の二人のアーティストを中心としたメンバーで運営する国際的プラットフォームであり、ドローイングの可能性を新たな地平から再考している。
Drawing Tubeのウェブサイトとインスタグラム上で、世界各地で行われている現代ドローイングの取り組みなどを共有する他、ドローイングの拡張性に関する記事や論考を掲載。また、描く/書く/話すことを通じた対話型のイベント開催や、出版活動も行う。
 
Drawing Tube ウェブサイト
https://drawingtube.org/
 
Drawing Tube インスタグラム
https://www.instagram.com/drawing__tube/
 
 

鈴木ヒラク(Hiraku Suzuki)

hiraku suzuki
アーティスト。1978 年生まれ。ドローイングと言語の関係性を主題に、平面・彫刻・映像・インスタレーション・パフォーマンスなどを制作。環境に潜在する線的事象の発掘行為を通して、現代の時空間におけるドローイングの拡張性を探求している。2011-2012 年アジアン・カルチュラル・カウンシルの助成によりアメリカに、2012-2013 年公益財団法人ポーラ美術振興財団の助成によりドイツに滞在。これまでに国内外の美術館で多数の展覧会に参加。2016 年よりドローイング研究のためのプラットフォーム『Drawing Tube』を主宰。現在、東京芸術大学大学院美術研究科グローバルアートプラクティス准教授。
 
 

中原 一樹(Kazuki Nakahara)

kazuki nakahara
1980 年香川県生まれ。ベルリンを拠点に制作活動を続けている。2010 年、ベルリン・ヴァイセンゼー美術大学絵画科を修了後、2011 年に同大学のハンス・シマンスキーの元でマイスターシューラーを取得。2013 年、公益財団法人ポーラ美術振興財団在外研修制度によりロンドンで1年間滞在制作。2017年、ドローイング、版画作家に贈られるクリスチーネ・ペルゼン賞をベルリニッシェ・ギャラリーより受賞。2020 年、ドローイング作家を対象としたエグムント・シェーファー賞をベルリナー・カビネットより受賞。


 

●お問い合わせ

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NADiff a/p/a/r/t
150-0013 東京都渋谷区恵比寿1-18-4 NADiff A/P/A/R/T 1F
TEL. 03-3446-4977

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