遠藤文香「The belief in Spiritual Beings」

営業日:木、金、土、日、祝

営業時間:13-19時



●概要

 
 
この度、NADiff Galleryでは、写真家・遠藤文香の個展「The belief in Spiritual Beings」を開催いたします。
遠藤文香は、1994年生まれ、2021年に東京藝術大学大学院美術学部デザイン科を修了後、現在は東京を拠点に活動しています。大学在学中より藝大デザイン賞などを受賞し、大学院卒業・修了作品展で発表された「Kamuy Mosir」シリーズを展示した個展で特に話題を集め、キヤノン写真新世紀2021 に選出され佳作入賞(オノデラユキ選)するなど、着実に評価を高めています。作品は、写真、アート業界にとどまらずファッションやカルチャーの分野からの注目も高く、今後も活躍が期待される若手アーティストの一人です。アニミズム的な自然観をテーマに写真を制作する遠藤の作品は、現実離れした自然や動物の色と構図が特徴で、デジタル加工をすることで自然と人為の境界線を曖昧にしたアプローチが、異世界をみているかのような印象的なイメージを作り出しています。
 
 
本展は「Kamuy Mosir」(アイヌ語で神々の宿る地の意味)に続くシリーズで、主に北海道の「atusa-nupuri」(アトゥサ ヌプリ) で撮影されました。アトゥサ ヌプリとは、アイヌ語で熔岩や硫黄に覆われた火山を意味しています。万物に霊魂が宿るという考えのアニミズム的自然観と人為的介入をもって作り出された自然のイメージは見るものにとってどんな姿に感じられるのでしょうか。ぜひこの機会にご高覧ください。
 
 


 
 
目には見えない力の中で生きているということ。人間は個体としてではなく、この世界のあらゆるものとの繋がりの中にいることを自覚すること。撮影を通して対象と向き合う中で、私は石になり、石は私になる。そうして自他の境界が揺らいで溶け出すとき、鉱物を含む人間以外の全てに人格や情動が宿っていることを実感することができる。レンズを通して作られた幻視的イメージは、私たちに想像力を働かせ人知を超越した存在を感じさせてくれるだろう。そしてそれは昨今、自然の脅威にさらされたばかりの私たちに最も必要な感受性であることはたしかだ。
 

遠藤文香

 
 


 
 

●作品の販売について

展示作品の一部は2022年9月22日(木)13:00よりNADiff a/p/a/r/t店頭にて販売いたします。オンラインでの販売につきましては追ってお知らせさせていただきます。
 
 


 

●PROFILE
遠藤 文香|Ayaka Endo

1994年生まれ。2021年東京藝術大学美術学部デザイン科修了。
東京を拠点に活動し、自然と人間の関係性やアニミズム的自然観をテーマに写真作品を制作している。主な展示に個展「Kamuy Mosir」(2021、KITTE 丸の内、東京)「浅間国際フォトフェスティバル2022」参加。主な受賞に「写真新世紀 2021」佳作入賞 (オノデラユキ選) など
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