NADiff Window Gallery vol.84
築山礁太「窓の中の言葉について」

営業日:木、金、土、日、祝

営業時間:13-19時


●Information

 
この度NADiff Window Galleryでは、写真家・築山礁太の個展「窓の中の言葉について」を開催いたします。
1997年生まれの築山礁太は、写真媒体そのものに物理的な操作を行った作品制作など、写真表現の可能性を模索しながら精力的に発表を続けています。写真のプリントと液体を一緒に同封し、液体によってプリントが変化する写真で構成されたZINEや、自身の部屋を監視カメラで撮影した映像とパフォーマンス、近年では立体など、様々な形態で実験的な方法を取り入れながら写真制作を行っています。自身の作品制作に加え、小山泰介とキュレーター・山峰潤也を発起人としたプロジェクトTOKYO PHOTOGRAPHIC RESEARCHや、コレクティブCulture Centreのメンバーとしても活動し、今後の活動にも期待を集める新進気鋭の写真家です。

本展「窓の中の言葉について」は、馬喰横山 MIDORI.soでの個展との同時開催となり、2つの会場が関連付けられた展示となります。NADiff Window Galleryでは、カメラのものまねを試みた新作「similar room」を発表し、MIDORI.soでは「similar room」とともに、見る行為の中にあるパースフェクティヴをもとに制作した立体作品「viewpoint」とイメージの風景ではなくイメージそのものにフォーカスした「平行植物」を発表いたします。近年様々な形態を横断しながら、写真のガワの問題について考察し写真作品を制作してきた築山の示す写真の現在地を、ぜひご高覧ください。



「similar room」ステートメント


セブンイレブンの外壁に寄りかかったらレンガの壁からレンガを印刷したプレートの壁に変わって虚像になっていた。
虚像は良く似たものまねによって生まれているように思える。

写真もカメラによって虚像を作り出しているがカメラのものまねをしたらどのような虚像が生まれるのだろうか?
カメラがフレーム内を写真にするように、現実空間の断片を立体的に制作してカメラのものまねを試みようと思う。

築山礁太



●同時開催

築山礁太「窓の中の言葉について」

会 場:MIDORI.so Bakuroyokoyama
会 期:2022.10.07[金]—2022.10.21[金]

営業時間:10:00-18:00

トークイベント
築山礁太 × 伊藤貴弘(東京都写真美術館学芸員)

日 時:2022.10.16[日]18:00-19:30
会 場:MIDORI.so Bakuroyokoyama 7F
>詳細情報はこちら

 


 

●PROFILE

築山礁太・つきやましょうた

写真家。1997年東京生まれ。2019年日本写真芸術専門学校卒業。TOKYO PHOTOGRAPHIC RESEARCH や Culture Centre のメンバーとしても活動。劣化・変質した記憶の定着を試みた 「matrix」をはじめ、恋人という私写真的なモチーフを撮影し、 写真メディウムに物理的な操作を行った実験的な作品を制作してきた。また近年は見ることへの関心から立体的なアプローチを取り入れた作品を制作するなど、平面や立体などの様々な形態を横断しながら写真作品の制作を行っている。主な近作として、『matrix』 (「ENCOUNTERS」ANB TOKYO, 東京, 2020) 『Wall of ○○』(「constellation #02」rin art association, 高崎, 2021)『しゃしん』 (「P.O.N.D」 PARCO MUSEUM TOKYO, 東京, 2021) 『平行植物』(philcontemporary, 東京, 2021) 『viewpoint』 (『YAU TEN』 YAU STUDIO, 東京, 2022) 。
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●お問い合わせ

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150-0013 東京都渋谷区恵比寿1-18-4 NADiff A/P/A/R/T 1F
TEL. 03-3446-4977
定休日:月、火、水
営業時間:13-19時
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