山本渉「欲望の形 ─器の濃き影─」

OPENING RECEPTION: 2014年10月31日[金] 18:00 – 20:00

  • yamamotowataru

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この度NADiff Gallery では、アーティスト・山本渉の展覧会「欲望の形-器の濃き影-」を開催いたします。
写真を媒体に多岐に渡る作品展開をしてきた山本は、熊野古道の原生林の中でセルフポートレートを撮影した「線を引く」、植物に高周波・高電圧をかけその放電により発生した光を記録した「光の葉」「プラタナスの観察」、そして今回ご覧頂く「欲望の形」など、複数のシリーズを近年ほぼ同時期に展開しています。作品ごとに異なる技法的な試みを行いながら、テーマは一貫して、自然と現代社会の関わり、あるいは自然と自己との結びつきについてを探求するものです。そして、それらが写真を媒体にして結像され「Photo-graph(光を-描く)」になった時、いかにそのものが「写-真(真を-写す)」存在であり得るのかといった本質的な問題についても、自覚的な制作態度を持っています。

2012年から継続する「欲望の形」と名付けられたシリーズは、男性用の自慰道具であるオナホールの内部に石膏を流し込み、型取りした立体物を被写体としたモノクロームの作品群です。一見して植物のようにも見える有機的な造形や、生物工学から着想を得たスパイラル状のもの、果てはアニメのキャラクターを模した造形など、凄まじいバリエーションを持った「欲望の形」は、見るものに新鮮な驚きをもたらします。そして、現代社会における混沌から収集された「欲望」という記号がなす形は、豊穣なイメージとなって写真の表皮に立ち現れてくることでしょう。

協力:Yumiko Chiba Associates




●EVENT



TALK EVENT
日時:2014年11月21日[金] 19:30 – 21:00
  〈トーク終了後にサイン会〉
出演:伊藤俊治(美術史家・東京芸術大学教授),山本渉
場所:NADiff a/p/a/r/t 店内 にて
入場無料(予約不要)
※30名様以降は立見となりますのでご了承ください。

※イベントは終了いたしました




●新刊情報



山本渉『欲望の形 -器の濃き影-』
yamamotowatarubook
サイズ:A5判(四六判16頁が綴じ込まれたブック・イン・ブック形式)
頁数:36頁(+16頁)
和英表記:バイリンガル
初版部数:500 部
著者:伊藤俊治、山本渉
エディトリアル・デザイン:小沼浩之
刊行元:Yumiko Chiba Associates
価格:2,000円(税別)

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●Profile



山本渉 Wataru Yamamoto
1986 栃木県生まれ
2011 キヤノン写真新世紀 2011 佳作
2013 多摩美術大学大学院 博士前期課程 修了

《個展》
2014 欲望の形- 器の濃き影-|NADiff Gallery[東京]
2014 春/啓蟄|Yumiko Chiba Associates viewing room shinjuku[東京]
2013 プラタナスの観察|Yumiko Chiba Associates viewing room shinjukuku[東京]
2013 線を引く Drawing a Line|photographer’s gallery[東京]
2012 山本渉展|ギャラリーANOTHER FUNCTION[東京]

《グループ展》
2014 Unseen Photo Fair 2014 “Anima on Photo – Hidden sense of Japanese Photography”|Westergasfabriek-Festival Ground[アムステルダム]
2014 TOKYO2020|Christophe Guye Galerie[チューリッヒ]
2013 LIVING WITH PHOTOGRAPHY|伊勢丹新宿店[東京]
2012 LUMIX MEETS / TOKYO 2020 BY JAPANESE PHOTOGRAPHERS 9|1 RUE RICHELIEU, HILLSIDE TERRACE / HILLSIDE FORUM[パリ|東京]
2012 3331 TRANS ARTS|3331 Arts Chiyoda[東京]
2011 キヤノン写真新世紀 2011|東京都写真美術館[東京]
2010 126 POLAROID さよならからの出会い|横浜美術館アートギャラリー[横浜]


《出版》
2012 『線を引く Drawing a Line』[MCV MCV]