NADiff Window Gallery vol.35 丹羽良徳 書籍の解説書 『公共性を再演する|作品の解説を23種類の言語に翻訳する』

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丹羽良徳のアーティストブック『公共性を再演する|作品の解説を23種類の言語に翻訳する』重版フェア記念として開催された連続トークショーで語られた内容をすべて文字起こした印刷物と記録映像を、NADiff Window Galleryにて公開します。 合計3時間半に及ぶアーティスト、デザイナー、編集者など制作者サイドから語られた初日のトークと、読売新聞の文化部記者である市原尚士氏と劇作家の岸井大輔氏をゲストに招いた対談形式のトークを再読み込みする試み。アーティストが23種類の言語で記述されたアーティストブックを作る意図と、その意図をデザイナーがどのようなデザインとして形にしたのか、編集者と出版元はどのように海外へ流通させるのか。また「公共性を再演する」というタイトルに込められた意味など、公共性と作品の在り方について語った翌日のトーク全貌を公開。この展示が、書籍の「解説書」として機能するよう試みます。 同時にウェブサイトでも公開致します。

同時にウェブサイトでも公開致します。
http://reenactingpublicness.tumblr.com/



●記録映像



1.制作者対談トーク
「アーティストブックの条件」
出演:丹羽良徳 (アーティスト)、田中義久 (グラフィックデザイナー)、伊藤雅俊 (マイブックサービス)
進行:島貫泰介 (美術ライター / 編集者)
(2014年1月31日 [金] 開催終了)


2.作品と公共性を巡るリレートーク
「アートに公共性はあるか?」
ゲスト:市原尚士 (読売新聞水曜夕刊ポップスタイル欄編集長)
「公共性に条件はあるか?」
ゲスト:岸井大輔 (劇作家、PLAYWORKS主宰)
(2014年2月1日 [土] 開催終了)



●アーカイブ



NADiff a/p/a/r/tにて2014年1月に開催した、丹羽良徳『公共性を再演する|作品の解説を23種の言語に翻訳する丹羽良徳の2004年から2012年の介入プロジェクト』重版記念イベントの記録を公開中です。以下のリンク先、『公共性を再演する』公式サイトよりご覧ください。


[アーティストブックの条件] 丹羽良徳 × 田中義久(デザイナー)× 伊藤雅俊(株式会社マイブックサービス) × 島貫泰介(編集者)
http://reenactingpublicness.tumblr.com/talk_1
[アートに公共性はあるのか?] 丹羽良徳 × 市原尚士(読売新聞)
http://reenactingpublicness.tumblr.com/talk_2
[公共性に条件はあるか?] 丹羽良徳 × 岸井大輔(劇作家)
http://reenactingpublicness.tumblr.com/talk_3


NADiff a/p/a/r/t
丹羽良徳『公共性を再演する|作品の解説を23種の言語に翻訳する丹羽良徳の2004年から2012年の介入プロジェクト』祝・第二版重版記念 フェア&イベント



●関連商品



丹羽良徳『公共性を再演する|作品の解説を23種類の言語に翻訳する 丹羽良徳の2004年から2012年の介入プロジェクト』
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2004年から2012年までに制作された33作品のアーティスト・テキストを、23種類の言語に翻訳する出版プロジェクト。《水たまりAを水たまりBに移しかえる》2004年、《ルーマニアで社会主義者を胴上げする》2010年、《デモ行進を逆走する》2011年、等これまでの代表作を、膨大な言語とカラー図版で、丹羽良徳の作品を一挙総覧する。
2013.10.15初版発行、2014.1.31第二版発行 / (株)マイブックサービス / A5版 / 無線綴じ、フルカラー、702項 / 6,300円(税込)
ナディッフご購入特典
購入者に特製缶バッヂプレゼント (先着50セット)

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丹羽良徳『サイン付きコンプリートボックス』
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限定5部 / 8,400円(税込)
特製ダンボールBOXに、丹羽良徳の今までの制作物、印刷物、マルチプルが詰め込まれた限定5部の特別セット。

内容:
1. アーティストブック「公共性を再演する」
2. 特製缶バッヂ
3. オリジナルTシャツ
4. ドローイング付き蔵書
5. ポストカード
6. 指示書

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●Profile



丹羽良徳 Yoshinori Niwa

niwa
WEB: http://www.niwa-staff.org

アーティスト
1982年愛知県生まれ。多摩美術大学映像演劇学科卒。
不可能性と交換を主軸とした行為や企てを路上などの公共空間で試みることで、社会や歴史へ介入する作品を制作。多くの場合は、交渉の失敗や他者からの反応などを含めたプロジェクトの一部始終を収めたヴィデオ記録を展示している。東ベルリンの水たまりを西ベルリンに口で移しかえる「水たまりAを水たまりBに移しかえる」(2004) など肉体を酷使した不毛な交換行為に始まり、震災直後の反原発デモをひとりで逆走する「デモ行進を逆走する」(2011) や都市の抗議活動を無関係な観光地まで延長させた「首相官邸前から富士山頂上までデモ行進する」(2012) など自身の状況を転置することで眼に見える現実を解体し、「公共性」という幻想のシステムの彼岸を露出させる新たな物語を作り出す。近年は共産主義の歴史への興味から社会主義者を胴上げしようと現地の共産党で交渉する「ルーマニアで社会主義者を胴上げする」(2010) やソビエトが解体されたロシアの一般家庭を訪問してレーニンを捜し続ける「モスクワのアパートメントでウラジーミル・レーニンを捜す」(2012) など移り行く思想哲学とその歴史を横断するプロジェクトに展開。その共産主義を巡るシリーズ全4作品は、森美術館に収蔵される。近年の展覧会に「Double Vision: Contemporary Art From Japan」(モスクワ市近代美術館、ハイファ美術館) 「あいちトリエンナーレ2013」(愛知芸術文化センター他、名古屋市近郊)、「六本木クロッシング2013 OUT OF DOUBT」(森美術館) 他に参加。