『写真の物語 イメージ・メイキングの400年史』刊行記念トーク
「イメージ・メイキングの地層:過去・現在・未来」

出 演 : 打林俊(美術史家・写真史家/エッセイスト)

ゲスト : 木下悠(凸版印刷 デジタル文化財クリエイティブディレクター)

日 時 : 2019年9月7日[土] 19:0020:30(開場 18:45

  • 写真の物語

    写真の物語

 


会 場:NADiff a/p/a/r/t
定 員:70名
入場料:1,000円


 

●開催概要

 
NADiff a/p/a/r/tでは、『写真の物語──イメージ・メイキングの400年史』の刊行を記念して、トークイベントを開催いたします。
 
1839年に写真が発明されてから180年。本書は、写真発明の前史から現代までの400年を「イメージ・メイキング」という広い視座で振り返り、写真とその発展をめぐる人々の物語として描き出した、新たな写真史となっております。
今回のトークイベントでは、本書を手掛かりとして「イメージ・メイキング」における未来の物語を思索するべく、ゲストに文化財の「デジタルアーカイブ」や白黒写真の解析をもとに文化財の復元を行っている木下悠氏(凸版印刷 デジタル文化財クリエイティブディレクター)をお迎えします。
『写真の物語』の主題である(写真を中心とした)「イメージ・メイキング」と技術の関係、それが表現にもたらす影響といったものを軸に、木下氏のご専門であるデジタル修復や歴史的絵画の話をクロスさせることで、「イメージ・メイキングの地層」をめぐる、過去・現在・未来の物語が浮かび上がってくるでしょう。
 
 


 

●EVENTご参加方法

 
ご希望日、ご参加を希望される方のお名前、お電話番号、ご参加人数を明記の上、メールにてご予約ください。
お電話でも承っております。TEL : 03-3446-4977
※当日キャンセルはかたくお断りしております



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●関連フェア

アート通への近道!「見ること」からアートの歴史といまを考える入門書10選

2019.08.24[土]—2019.09.16[月・祝]
 
『写真の物語──イメージ・メイキングの400年史』の著者・打林俊氏による、選書フェアを店内にて開催いたします。 
写真発明の前史から現代までの400年の歴史を、発明競争、技法の開発、大衆の欲望、美術やメディアとの相互関係といった観点から豊富な作品例とともにたどる本書は、作品図版も多数掲載され、入門書としても最適な1冊となっております。
そこで今回は、『写真の物語──イメージ・メイキングの400年史』から枝葉を広げ、アートや写真について考えるための10冊を著者に選んでいただきました。写真に限定せず、広くアートを知り、知識を深めることができる10冊となっておりますので、本書とあわせてお楽しみください。
>>フェア詳細

 


 

●商品情報
 
9784864051392.pt01

写真の物語──イメージ・メイキングの400年史

発売日:2019年7月
刊 行:森話社
判 型:四六判変型/並製カバー装
頁 数:488頁(うちカラー口絵8頁)
価 格:3,200円+税
>> NADiff ONLINE


 

●PROFILE

 

打林 俊(うちばやし・しゅん)

uchibayshi
美術史家・写真史家/エッセイスト
1984年生まれ。2010年〜11年パリ第Iパンテオン=ソルボンヌ大学大学院招待研究生、2013年日本大学大学院芸術学研究科博士後期課程修了。2016年度〜18年度日本学術振興会特別研究員(PD)。専門は写真と美術を中心とした視覚文化史。
おもな著作に『絵画に焦がれた写真−日本写真史におけるピクトリアリズムの成立』(森話社、2015)、 “A Forgotten Phenomenon: Paul Wolff and Formation of Modernist Photography in Japan”, Dr. Paul Wolff & Tritschler: Light and Shadow−Photographs 1920-1950 (Kehrer, 2019)、「アンリ・マティスの写実絵画不要論における写真をめぐって」 (『イメージ制作の場と環境』中央公論美術出版、2018) 、展覧会監修に「幕末明治の写真家が見た富士山:この世の桃源郷を求めて」(富士フイルム写真歴史博物館、2017)、「大竹省二:ある写真家のアンソロジー」(KKAG、2018)など。
 
 

木下 悠(きのした・ゆう)

木下悠
1983年長崎県生まれ。2005年九州芸術工科大学芸術工学部画像設計学科卒。2008年日本大学芸術学部写真学科卒。2008年より凸版印刷株式会社勤務。
焼失した葛飾北斎「須佐之男命厄神退治之図」や、2016年にパリで半損状態で発見されたクロード・モネ《睡蓮、柳の反映》を、白黒写真から復元するプロジェクトなどを担当。芸術的な感性と工学的な推論に、デジタル技術と手仕事とを橋渡すことで、復元というイメージメイキングに挑戦している。


 

●お問い合わせ

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