アンドレイ・タルコフスキー 『ホフマニアーナ』刊行記念フェア

会期:2015年9月27日[日] – 11月1日[日]
会場:NADiff modern 店内

  • MD_hoffmanniana_01

    MD_hoffmanniana_01
  • MD_hoffmanniana_02

    MD_hoffmanniana_02


NADiff modern では、アンドレイ・タルコフスキー『ホフマニアーナ』刊行を記念したフェアを開催いたします。

ウクライナの詩人アルセニー・タルコフスキーを父にもち、「映像の詩人」とも呼ばれた映画監督タルコフスキー。生涯出掛けた作品は僅か7本でしたが、作家の死によって撮影が実現されなかった最期の幻の作品『ホフマニアーナ』は、シナリオでもありながら、幻想小説としての魅力を湛えています。

当店では、この度本邦初の出版となる『ホフマニアーナ』の世界を紹介すべく、挿画を手掛けた銅版画家・山下陽子の作品展示、及び『ホフマニアーナ』を読み解く鍵となるドイツの作家ホフマンなどの関連書籍などを揃え、店内にてご紹介致します。


協力:エクリ



 

●関連書籍

 
MD_hoffmanniana_01 - コピー
ホフマニアーナ
著:アンドレイ・タルコフスキー
訳:前田和泉
判型:A5正寸 横148mm×縦210mm
仮フランス装・網代綴じ
本文:88頁(うちカラー8頁)
価格: 2,500円+税
デザイン: 須山悠里
発行:エクリ

今なお世界中に多くのファンをもつ、ロシアの映画監督アンドレイ・タルコフスキー。 2016年、没後30年を迎える監督が生涯で制作した長編映画はわずか7本。しかし、次作への構想は「ホフマニアーナ」「ファウスト博士」「ハムレット」「白痴」など、いくつも温められていた。 「ホフマニアーナ」はタルコフスキー、幻の8作目である。

>> Online Shop



 

●プロフィール

 

山下陽子

兵庫県生まれ。1993年、山本六三氏に師事して銅版画を学ぶ。1998年、大阪・加藤京文堂での初個展「イマージュの小部屋」以後毎年作品を発表、現在は東京・LIBRAIRIE6にて定期的に個展を開催。銅版画のほかコラージュ、オブジェ作品を制作。2010年よりコラージュを写真製版した銅版画(コラージュ・フォトプレート・グラヴュール)の技法による作品制作を開始、版画・コラージュ・オブジェの混合作品など、手法の境界を越えた独自の創作を展開。書物の挿画の仕事も多く手がけ、自身のプライベート・プレス “editions Haquenee / エディシオン・アクネ”からは、ヴィリエ・ド・リラダン『白鳥殺害者』、ポール・エリュアール『花と果実の紋章』をはじめ、銅版画による挿画収録の限定本などを刊行。


アンドレイ・アルセーニエヴィチ・タルコフスキー

1932年生まれ。父は詩人アルセーニイ・タルコフスキー。
東洋学大学アラブ語科を53年に中退後、映画の道を志して全ソ国立映画大学に入学し、ミハイル・ロンムの指導を受ける。卒業制作の『ローラとバイオリン』は61年にニューヨーク国際学生映画祭で一位を獲得し、さらに長編デビュー作『僕の村は戦場だった』(62年)でヴェネツィア国際映画祭で金獅子賞を受賞。その後も『アンドレイ・ルブリョフ』(66年)、『惑星ソラリス』(72年)、『鏡』(74年)、『ストーカー』(79年)などで世界的に高い評価を受けた。


E・T・Aホフマン

1776年1月24日-1822年6月25日
ドイツの作家、作曲家、音楽評論家、画家、法律家。文学、音楽、絵画と多彩な分野で才能を発揮したが、現在では主に後期ロマン派を代表する幻想文学の奇才として知られている。



●フェアについてのお問い合わせ

md_logo
Book Shop: NADiff modern
150-8507 東京都渋谷区道玄坂2-24-1Bunkamura B1
TEL. 03-3477-9134

>>> shop info