ハービー・山口&堀内誠一 2人のパリ展

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Bunkamuraザ・ミュージアムでの展覧会「写真家ドアノー/音楽/パリ」にあわせ、Nadiff Modernでは「ハービー・山口&堀内誠一 2人のパリ展」を開催いたします。
スナップの名手ハービー・山口と、稀代のアートディレクター堀内誠一(1932-1987)。彼らが写し、描いたパリをご紹介する小さな二人展です。時代を超えて邂逅する「音楽/パリ」を、是非この機会にお愉しみ下さい。
 
〈ハービー・山口・出展作品〉
ハービー・山口は1950年、東京都出身の写真家。23歳で渡英、10年間の在住中に劇団員を経て写真家になる。「人の心をポジティブにする写真」をテーマとし、アーティストから市井の人々までを幅広く撮影、モノクロームのスナップ・ポートレイトというスタイルで多くの作品を残している。
本展では、2017年パリで撮影した未公開作品を展示販売致します。

 
パリ 2017 街の人影

2017年の夏、パリで写真展を開いた。

写真展を開催しているからか、この街の人々がずっと身近に感じられた。マグナムのオフィスに行ってジョセフ・クーデルカさんにランチをご馳走になった。日本人のミュージシャンTOKUさんに偶然出会い、彼のライブに行くとボーカリストの女性が、写真展の企画者ノエルさんと偶然にも旧知の仲だった。トークショーを行った。フランス人の親子や、他国からの留学生が熱心に私の話に耳を傾けてくれた。夜、雨が降った。軒先きにうずくまっていたホームレスの若者が、雨に濡れた私を見て「この傘あげるよ!」と私に差し出した。

写真展開催中の滞在は、まるで青春が舞い戻って来たような高揚感があった。 パリにあって日本にないもの、日本にあってパリにないもの…。世界中が平和になる日をみんなが夢見ている。

ハービー・山口


 

〈堀内誠一・出展作品〉稀代のアートディレクター、数々の名作を生み出した絵本作家…一言ではとらえられない尽きせぬ泉のような才能を縦横無尽に発揮し、様々な分野に大きな影響を与えた堀内誠一(1932-1987)。
1970年代後半からヤマハのPR誌『ピアノの本』の表紙として描いた作曲家たちの肖像画が、この度、谷川俊太郎の詩とともに『音楽の肖像』(小学館)という一冊の美しい本となって甦りました。
本展では、『音楽の肖像』の中から原画3点(堀内事務所所蔵)を特別展示(非売)いたします。
さらに、谷川俊太郎の直筆サイン入り『音楽の肖像』を数量限定販売の他、堀内誠一関連書籍も多数ご用意しております。
 
あわせてゆっくりとお愉しみ下さい。
 

 


 

●書籍紹介

「音楽の肖像」書影
『音楽の肖像』
発売日:2020年10月30日
仕 様:A5判 / 160頁
価 格:2,500円+税

肖像画とエッセイ、詩が協奏する音楽の喜び
以下のような谷川の言葉がこの本の魅力を語りつくしている。
「音楽は世界を隔てることなく丸ごと包み込む。僕はずっと、詩でそういう世界を作りたいと願ってきた」
   *
あのベストセラー『マザー・グースのうた』の名コンビが復活した! 堀内誠一が遺した素晴らしい肖像画とエッセイに谷川の詩が協奏する。カラーも満載の宝物のような一冊。
収録された作曲家は以下の人々――モーツァルト/ドヴォルザーク/ドビュッシー/フォーレ/ファリャ/グリーグ/シューマン/ショパン/ベートーヴェン/ブラームス/ガーシュイン/ミヨー/シューベルト/ムソルグスキー/ラヴェル/ハイドン/ラフマニノフ/ビゼー/サン=サーンス/バッハ/エリック・サティ/プロコフィエフ/メンデルスゾーン/グラナドス/バルトーク/ストラヴィンスキー/リスト/チャイコフスキー/(掲載順)
見開きの右ページに堀内による各作曲家の軽快なエッセイ、左ページにカラーの肖像画、そして次の見開きに谷川による全作曲家にちなんだ詩(5ページに及ぶ詩もあり、モーツァルトとバッハは複数篇を収録、書下ろしも多数)。

 


●Profile

ハービー・山口
1950年、東京都出身。中学2年生で写真部に入る。大学卒業後の1973年にロンドンに渡り10年間を過ごす。
一時期、劇団に所属し役者をする一方、折からのパンクロックやニューウエーブのムーブメントに遭遇し、デビュー前のボーイ・ジョージとルームシェアをするなど、ロンドンの最もエキサイティングだった時代を体験する。そうした中で撮影された、生きたロンドンの写真が高く評価された。
帰国後も福山雅治など、国内アーティストとのコラボレーションをしながら、常に市井の人々にカメラを向け続けている。
多くの作品をモノクロームの、スナップ・ポートレイトというスタイルで残している。 その優しく清楚な作風を好むファンは多く、「人間の希望を撮りたい」「人が人を好きになる様な写真を撮りたい」というテーマは、中学時代から現在に至るまでぶれることなく現在も進行中である。
写真発表の傍ら、エッセイ執筆、ラジオ、テレビのパーソナリティーなど。
審査員歴:CAPA 、デジタルカメラマガジン、 APAアワード、JPS、ニコン、キヤノン、フジフイルムなど。
選考委員歴:上野彦馬賞。
受賞歴:2011年度日本写真協会賞作家賞。
現在大阪芸術大学客員教授および九州産業大学客員教授。

ハービー山口
 


●Profile

堀内誠一(ほりうちせいいち)
1932年、東京生まれ。グラフィックデザイナーとして、カメラやファッション雑誌などのアートディレクションを多く手がける。本の装丁も行う。イラストレーターとしても、絵本や児童書の分野で活躍。
絵本に『たろうのおでかけ』『ぐるんぱのようちえん』『ちのはなし』(いずれも福音館書店)、挿絵に『マザーグースのうた』(草思社)『雪わたり』(福音館書店)『ふらいぱんじいさん』(あかね書房)、編著書に『絵本の世界 110人のイラストレーター』(福音館書店)などがある。


 

●お問い合わせ

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