O JUN「三つの絵」

定休日:毎週月曜日

営業時間:13-19時

 

石鏡のホテル(部分)2021 キャンバスに油彩 727×910mm
撮影:松見拓也 ©︎O JUN Courtesy of Mizuma Art Gallery


●概要

 
NADiff Galleryでは、O JUN新作展「三つの絵」を開催いたします。2021年の最後を締めくくる本展では、作家の最新作を発表いたします。 

O JUNは1956年東京生まれ。絵画の制作に加え、80年代後半からパフォーマンス、ライブドローイングを室内野外で発表。90年以降はリトグラフなどの版表現を加え、現在まで様々なメディウムを横断しながら「描き」について身体と表出の関係を探る実験、制作を続けています。

見覚え・聞き覚えのあるような事象の断片を思わせる場面、記号化された図像、強い画面の余白を特徴とするO JUNの絵画。描かれた図像はその背景や文脈から切り離され、「意味」を纏わない絵の具とイメージの混然一体は、観る者の視線を惹きつけて止みません。画家はそれを、「絵という異常」と呼びます。 
 
本展は新作の油彩画、クレヨン画、そして80年代後半から展開される、手製の合金ペンで壁面に直描きするドローイングによって構成。この壁画は展覧会初日のライブパフォーマンスにて完成いたします。 
 
歳末の候、O JUNの現在地を生々しくもご覧頂ける本展を、是非ご高覧賜れましたら幸いです。

協力:ミヅマアートギャラリー



 
風景は実に退屈なのでついぼおっと眺めてしまう。その時、茂みからふいに鳥が飛び立ったりどこかの家のドアが開いたりするとちょっと驚いて息をのんだりする。風景を見ている自分の退屈と驚きは目と心の騒乱を起こしておかしいが、風景を描くときは少し違う。木々に隠れてわずかに見える建物や人の姿はそれを眺めるわたしの位置と距離がそう見せるわけで、絵の中では切れ切れの人やくりぬかれた森を一連の接続として描くことになる。これら当たり前の行為によって絵という異常は実現される。その異常は画家であるわたしを少しも驚かさないので、描くことに退屈すると描きかけの絵から遠くの景色に目を転ずる。ああ…どちらもなんて退屈極まりない世界だ。この、わたしも!
メリー、クリスマス!

O JUN

 
 


 

●O JUN ライブパフォーマンス

 
展覧会初日には、手製の合金ペンで展示スペースの壁面に直描きするライブパフォーマンスを行います。
日時:2021年12月17日(金)18時~
会場:NADiff a/p/a/r/t
入場費:無料(入場制限を設ける場合がございます。)
 
 


 

●作品の販売について

 
展示作品は2021年12月17日(金)13:00よりNADiff a/p/a/r/t店頭にて販売いたします。
 
 


 

●PROFILE

 

O JUN


撮影:⽊暮伸也

 
画材も水彩、油彩、紙やキャンバス。モチーフも人、景色、物などいろいろ描いている。
最近では立体工作、映像作品なども。絵や絵を描くことのなかで行われる反復となぞり、
またそこからの飛躍に制作の原理や形式について思考し制作している。
 
1956年 東京に生まれる 
1982年 東京藝術大学大学院美術研究科修士課程修了 
 
近年の主な個展、2人展
2021年 「五月女哲平+O JUN」ガレリア フィナルテ(愛知)
    「目 対 絵」VOU/棒 gallery(京都)
    「小林正人+O JUN」藝大油画第3研究室(O JUN研究室)、茨城県東京藝大取手校地
2020年 「桃のある遠景―1990年の仕事から」ART DRUG CENTER(福島) 
2019年 「途中の造物」ミヅマアートギャラリー(東京) 
    「”Can’t be what it looks like”―”そう見えるけどありえないよね”:O JUN×Hans Benda展」ガレリア フィナルテ(愛知) 
2017年 「鬩(せめぐ)O JUN×棚田康司」伊丹市立美術館(兵庫) 
2016年 「MAT Exhibition vol.4 ほったまるびよりーO JUN 吉開菜央」Minatomachi POTLUCK BUILDING Exhibition Space(愛知) 
    「O JUN 松井智惠」ozasa_kyoto(京都) 
    「飛び立つ鳩に、驚く私」ミヅマアートギャラリー(東京) 
    「O JUN展 まんまんちゃん、あん」国際芸術センター青森 
    「O JUN 展 —順光品々—」Void +(東京) 
2013年 「O JUN -描く児」府中市美術館 (東京) 
 
近年の主なグループ展
2021年 「東京ビエンナーレ2020・2021」(東京) 
    「オーライ展」ミヅマアートギャラリー(東京) 
2020年 「LOOPHOLE 15周年記念 チッチャイーノ展(後半)」LOOP HOLE (東京)  
    「メイド・イン・フチュウ 公開制作の20年」府中市美術館 (東京) 
2019年 「高松市美術館コレクション+:ギホウのヒミツ― O JUN、鬼頭健吾、田淵太郎とともに」高松市美術館 (香川)  
    「リニューアル・オープニング記念展 100年の編み手たち-流動する日本の近現代美術」東京都現代美術館 
2018年 「1940s フジタ・トリビュート」東京藝術大学 陳列館 
2017年 「みずのきとわたし O JUN 日比野克彦 中原浩大」みずのき美術館 (京都) 
    「本を、つくってみた」 NADiff a/p/a/r/t、Void+、switch point、Higure17-15 cas、Gallery TURNAROUND、ループホール、東京、宮城 
 


 

●新型コロナウィルス感染予防対策

 
【お客様へのお願い】
・ご来場時にはマスクの着用をお願いいたします。
・ご来場時には手指の消毒をお願いいたします。
・37.5℃以上の発熱や咳、全身痛などの症状がある場合、ご自身の体調に不安のある場合は、くれぐれもご無理なさらずご来場をお控えいただきますようお願い致します。
・お客様同士およびスタッフとの距離を十分に取れる空間確保のため、入場制限を設ける場合がございます。
・大人数でのご来場はなるべくお控えください。
・万が一関係者などから新型コロナウイルス感染症の発症があった場合、連絡を差し上げられるよう、ご連絡先の記入をお願い致します。

【当店の対策】
・1階の店内入口にアルコール消毒液を設置しておりますので、入店の際は手指の消毒をお願い申し上げます。
・地下1階の搬入口の換気をし、展覧会会場の換気を行います。
・2時間に1度、螺旋階段の手摺や、鑑賞用の椅子のアルコール消毒を行います。
・当店スタッフは毎朝体温を測定し、健康状態を確認のうえ出勤しております。手洗いと手指消毒を徹底し、マスク着用で対応いたします。
 
>>営業時間・店内での新型コロナウイルス感染症の予防と感染拡大防止対策について
 


 

●お問い合わせ

ap_logo
NADiff a/p/a/r/t
150-0013 東京都渋谷区恵比寿1-18-4 NADiff A/P/A/R/T 1F
TEL. 03-3446-4977


※当面の間、営業日と時間を変更いたします。
営業日:木、金、土、日、祝
2021年12月2日より、火、水、木、金、土、日、祝の営業となります。
営業時間:13-19時 

>>> shop info