『ジェンダー写真論 1991-2017』出版刊行記念トーク

出 演 : 笠原美智子(東京都写真美術館)

ゲスト : 石内都(写真家)

日 時 : 2018年3月30日[金] 19:00-20:30 (開場 18:45)

 

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会 場:NADiff a/p/a/r/t
定 員:70名
入場料:1,000円


 

●概要

 
東京都写真美術館や東京都現代美術館の学芸員を勤めてきた笠原美智子さんの、1991年から2017年にかけて書かれたテキストをまとめた書籍『ジェンダー写真論1991-2017』の刊行を記念して、写真家、石内都さんとのトークショーを開催します。
日本で初めてのジェンダー的観点からの企画展となった、91年の「わたしという未知へ向かって 現代女性セルフ・ポートレイト展」をはじめとして、女性とLGBTにとって激動の時代であるこの30年のアーティストたちの格闘を記してきた笠原さんのテキストを振り返ることは、どんなセクシュアリティの人であれ、知らず知らずのうちに自分自身に嵌めている枠組みをひとつひとつ取り払うような身体の内から解放されるような感覚を味わうはずです。
今回のトークショーでは、笠原さんと長きに渡りともに作家人生を歩んでこられた写真家の石内都さんに、笠原さんと石内さんの関わり、現在の日本のジェンダーと写真の状況についてお話しいただきます。

協力:里山社

 


 

●EVENTご参加方法

ご希望日、ご参加を希望される方のお名前、お電話番号、ご参加人数を明記の上、メールにてご予約ください。
定員に達したため、ご予約受付は終了いたしました。
※当日キャンセルはかたくお断りしております
 


 

●商品情報

 
『ジェンダー写真論 1991-2017』
発行元:里山社
発行日:2018年2月
装 丁:服部一成事務所
価 格:2,700+税
サイズ:四六判
項 数:416頁+口絵カラー16頁
仕 様:並製本

東京都写真美術館の学芸員としてジェンダーの視点から写真、現代アートと社会の関わりを問い続けたパイオニアである著者の、1991 〜2017 年にかけてのテキストを豊富な図版と共に収録。ジェンダーの歴史を追いながら、ダイアン・アーバス、ロバート・メイプルソープ、シンディ・シャーマン、トリン・T・ミンハ、石内都、森栄喜、やなぎみわ、鴻池朋子他、女性やLGBT のアーティストたちが社会で何を感じ、作品として昇華したかを社会学的視点と美術評論を融合した明晰な文章で解き明かす。
 
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●関連企画

 
『ジェンダー写真論 1991-2017』出版刊行記念FAIR@NADiff BAITEN
開催店舗:NADiff BAITEN(東京都写真美術館内)
開催時期:2018年3月1日[木]—5月6日[日] >>FAIR詳細


●Profile

 
笠原美智子(かさはら・みちこ)
1957 年長野県生まれ。83 年明治学院大学社会学部社会学科卒業。
87年 シカゴ・コロンビア大学大学院修士課程修了(写真専攻)。東京都写真美術館、東京都現代美術館にて学芸員を務め、日本で初めてのフェミニズムの視点からの企画展「私という未知へ向かって 現代女性セルフ・ポートレイト」展(91 年)を皮切りに、ジェンダーの視点からの企画展示を多数企画。
著書に『ヌードのポリティクス 女性写真家の仕事』(筑摩書房、98 年)、『写真、時代に抗するもの』(青弓社、02 年)他。

石内 都(いしうち・みやこ)
1947年群馬県桐生市生まれ。神奈川県横須賀市で育つ。 1979年に「Apartment」で第4回木村伊兵衛写真賞を受賞。2005年、母親の遺品を撮影した「Mother’s」で第51回ヴェネチア・ビエンナーレ日本館代表作家に選出される。 2007年より現在まで続けられる被爆者の遺品を撮影した「ひろしま」も国際的に評価され、近年は国内外の美術館やギャラリーで個展を多数開催。2013年に紫綬褒章、2014年に「写真界のノーベル賞」と呼ばれるハッセルブラッド国際写真賞を受賞。2015年、J・ポール・ゲティ美術館(ロサンゼルス)の個展「Postwar Shadows」では「ひろしま」がアメリカの美術館で初公開され、大きな反響を呼んだ。
 


 

●お問い合わせ

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NADiff a/p/a/r/t
150-0013 東京都渋谷区恵比寿1-18-4 NADiff A/P/A/R/T 1F
TEL. 03-3446-4977

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