NADiff

Japanese BOOKS PHOTOGRAPH

Artist Monographs
Essay / Critiques, etc

長野陽一 『BREATHLESS』

はじめての作品集『シマノホホエミ』から11年の時を経て発表される新作シリーズは、前作『島々』、『シマノホホエミ』での日常的光景を捉えたスナップの手法ではなく、「海の中」という非日常的なシチュエーションの中、新たなアプローチで撮影されたシリーズです。
海の青や波のうごめき、そこに注がれる光の陰影を背景に、島の人々が普段の装いのまま、水の中で浮遊する「息もできない」状況下、被写体となる人々はそれぞれの態度でカメラの前で身体をさらしています。水の中という拠り所のない時間と身体を捉えた視点が、今作の特徴的な要素ともいえるでしょう。
オランダの人気デザイナーSYBによるアートディレクションで、断片的な見開きのページネーションから、水中の無重力感、浮遊感、そこに露呈される一瞬の儚さが立ち上がる一冊です。


アートディレション&デザイン:SYB
2012.9 / 発行:FOIL / 300×200mm / A4判変型 / ハードカバー / 64頁 / 3,150円(税込)


*サイン入り

>> NADiff Window Gallery  長野陽一「BREATHLESS」 2012/10/2−10/28

野村恵子 『Soul Blue 此岸の日々』

編集:沖本尚志 / 発行:silverbooks / アートディレクション:中島英樹 / 解説:森山大道
発売元:赤々舎 / 120頁 / A4変形横開き、4色カラー / 5,250円(税込)

   
*サイン入り

>>野村恵子 『Soul Blue 此岸の日々』新刊記念イベント 2012/10/31

西光祐輔 『mound』

編集 : 金氏徹平 / アートディレクション : 飯川雄大 / タイトルデザイン : 間芝勇輔
2012.8 / ハジメテンパブリッシング / 315×308mm / モノクロ / 72頁 / ハードカバー / 2,940円(税込)

先着100部限定・シルク3度刷り超手作りスリップケース付き

>>西光祐輔 『mound』出版記念イベント 2012/8/10

中平卓馬 サーキュレーション―日付、場所、行為

《収録テキスト(和英併記)》
中平卓馬:「写真、一日限りのアクチュアリティ」「現代芸術の疲弊 −第7回パリ青年ビエンナーレに参加して」「アフリカから帰る」
八角聡仁:「残滓の光学 −中平卓馬1971パリ」

2012.4 / オシリス / ブックデザイン:服部一成 / 320頁 / モノクロ257点 / A5判変型、ケース入 / 5,250円(税込)

野口里佳 光は未来へ届く

ベルリンを拠点とし国際的に活躍する野口里佳の未発表・最新作を含む、IZU PHOTO MUSEUM「光は未来に届く」個展カタログです。近年、光それ自体を主題にする作家の新しい境地とともに、最初期の様々な工事現場を撮影した《創造の記録》全点までを収録。
最新作では、スライド・プロジェクション作品、シルクスクリーンを初めて発表するほか、プリント作品でも新たに実験的な探求を行っています。また一方で、20年に及ぶ作家活動に一貫する、小さな宇宙と大きな宇宙―微視と巨視を行き来する野口独自の視点をご覧いただける1冊。
テキスト:光田由里
2012 / IZU PHOTO MUSEUM・NOHARA / アートディレション:中島英樹 / 収録作品点数:50点 / 日・英バイリンガル/ 256×190mm / ハードカバー / 120頁 / 2,625円(税込)

内藤礼・西沢立衛・鈴木研一 豊島美術館 写真集

瀬戸内海を望む豊島唐櫃(からと)の小高い丘に建設されるアーティスト・内藤礼と建築家・西沢立衛による「豊島美術館」。休耕田となっていた棚田を地元住民とともに再生させ、その広大な敷地の一角に、水滴のような形をした建物が据えられてます。
西沢の作り出す有機的で広々とした空間に、内藤礼の作品の繊細かつ強靭な佇まいが呼応する様を、写真家・鈴木研一が写し取っています。
瀬戸内の空の下、あらわれる豊かな光と色を丁寧に再現した美しい一冊。
2011 / millegraph / 企画・編集・装幀 富井雄太郎 / 2000部限定 / 3,150円(税込)

蜷川実花 PLANT A TREE

夜を映すインディゴブルーの水面に白く浮かび上がる無数の発光体は、桜の花びら。彩度を抑え、色調のコントラストを強くだした写真は、極彩色の溢れる蜷川世界としては異色の作品集。
精選された21葉の写真は、しっかりと色を含み艶を抱えた印刷で、一冊ごとに製本師の手によって綴じられた美しい仕上がりです。
2011 / マッチ&カンパニー / 700部限定・エディションナンバー入り / 24頁 / 写真21点 / 3点糸縢り中綴じ製本 / 2,310円(税込)


中山岩太 Portfolio 2010

2010 / MEM / 500部限定 / 56頁 / 240×187mm / 1,050円(税込)




野村浩 Slash

薄紙につや加工印刷された、大量のモノクロページには、匿名的な街や森の景色が繰り返し現れ、時折認められる画質の乱れ、イメージの切断に、PCモニターを通じてみる画像からの引用に気づかされます。写真は風景に近づくことなく、保たれた一定の距離からは、どこか不穏な空気をも漂わせています。
「写真をみる」という意識に揺さぶりをかける、最後の頁に行き着くまで、幾重にも重なる写真たちは謎を深めるばかりでなく、頁をめくり続ける行為を不断に誘い続けるのです。
─私は世界の距離をはかる方法として境界線を見つけその線上に身を置く。Slash はその線である─
2010 / N/T WORKS / 500部限定 / 192頁 / 写真93点 / 162×257mm / 並製本・本文糸かがり綴じ / 輸送用ダンボール付 / 4,200円(税込)


中平卓馬 都市 風景 図鑑

1960‐70年代、写真の “極点” アレ・ブレ・ボケから、写真の “原点”「植物図鑑」へ、その切断と連続を一望するドキュメント。中平卓馬 Magazine Work 1964‐1982。
2011 / 月曜社 / 646頁 / 258×188×48mm / 6,720円(税込)


中平卓馬 Documentary

つやつやと光をうけて輝く植物、草むらの中佇む猫、眠るホームレス、体よく整った松、茅葺き屋根と真っ青な空の境目、飲食店や神社の看板、狸の置物、これらがフレームいっぱいに捉えられ、現実世界においての関係性は置き去りにされ、物質としての存在感だけが抽出された写真からは、力強さと瑞々しさを湛えた表現を見ることが出来ます。2005年頃から10年に至る縦位置、カラー作品から構成された待望の個展「documentary」展にあわせて刊行された写真集です。
2011 / Akio Nagasawa Publishing / 128頁 / 310×212×14mm / 日本語 / 3,990円(税込)

長島有里枝 SWISS

6年振りの写真集の刊行となる長島有里枝・待望の写真集。
2007年にスイス エスタバイエ・ル・ラックにあったVillage Nomadeのレジデンシープログラムに参加した際に撮影した写真と日記によって構成される本書は、デビュー以来一貫し て長島が向き合ってきた「家族」というもののテーマを、亡き祖母の残した写真というものを出発点に、新しいアプローチで家族の在り方を探っている。写真とともに、スイスに滞在中の際に書かれた日記も綴じられ、長島の過ごした時間と、静謐な想いに見るものをいざないます。
ページの途中にはさみこまれた列車のチケットや、鉄道会社のチラシなどが、見るものに既知の旅の感覚を呼び起こします。デザイナー寄藤文平が手がけた瀟洒な佇まいの造本は、見事に長島のコンセプトに寄り添い、支える上質なものとなりました。
アートディレクション : 寄藤文平
2010.8 / 赤々舎 / A4変形 215×290mm / 214頁 / 上製布貼:全20色 / 5,250円(税込)



※ウェブショップでお買い上げのお客様には、表紙の色はランダムに送らせていだきます。ご了承下さい。

>> NADiff Window Gallery / vol.8 長島有里枝 SWISS_BOOKS 2010/9/1-9/27

野口里佳 太陽

一冊だけの本の形態として06年に初めて発表された作品「太陽」が、今回新作を加え、最初の形を忠実に再現するアーティストブック的作品集として登場。表紙には最初の一冊と同様に、光(=温度)で下に隠れている作品太陽があぶり出しのように現れるという特殊な仕掛けも。本を開いたときの季節、室温、温度によって見えるかどうか、という謎の仕掛け。(あなたは出会えるでしょうか。)
原始的なピンホールカメラを用い、太陽の像、それ自体を捉えようとした意欲作。豪華な仕様で、細部に渡りこだわった、限定本です。様々な表情の太陽、見ているだけで、人間としての自分の原点、心の奥底を揺すられるような、染み入るような写真集です。1000部限定・シリアルナンバー入り。
表紙:示温特殊印刷
2009 / NOHARA・IZU PHOTO MUSEUM / 255×190mm / 80頁 ケース入り / 10,500円(税込)

野口里佳  砂漠で/In the Desert

2007年にアラブ首長国連邦で開催された第8回シャルジャビエンナーレのために、現地に滞在し制作した作品を基にした写真集。空と大地の狭間で佇むラクダと人々。1990年代の初頭から様々な場所を訪れ、場所とそこにいる人々との関係を独特の視点で切りとった作品を発表してきた野口里佳。今回は砂漠でラクダと暮す人々と出会い、撮影をはじめました。レースのために鍛えられたラクダたち、だけどどこかゆったりとした時間が流れ・・、野口里佳の視線を感じながらゆっくりとみたい、彼女の数年ぶりの写真集です。
2009 / マッチアンドカンパニー / 285×300mm / 中綴じ製本 / 28頁 / 2,100円(税込)

野村佐紀子 黒闇

今まで男性ヌードを中心に独特の空気感を表現してきた野村佐紀子。今回は何気ない風景、赤ん坊、道行くカップルなど、撮りためていたもののあえて発表を避けてきたスナップ作品群を収録。それらはタイトル通りの黒い闇に支配された世界。しかしその闇は、物理的なものではなく彼女の心象風景なのかもしれません。この黒い闇が、グラビア印刷に限りなく近い印刷技術により、より深く、よりリリカルに仕上がっています。 2008 / Akio Nagasawa Publishing / B4変形 / 128頁 / 5,250円(税込)

蜷川実花 蜷川実花展 地上の花、天上の色

現在では写真作品以外にも、広告、映画監督、雑誌編集、ブランドとのコラボグッズと、様々な分野で活躍する蜷川実花。常に第一線でチャレンジし続ける彼女の、過去から最新作までを大規模に魅せる、同名個展(東京オペラシティアートギャラリーにて 2008.11.1−12.28)の展覧会カタログ。長年撮り続けてきた「花」「女の子」「旅」「金魚」等のモチーフを中心に約200点を収録。テキストは松井みどりほか。
2008 / 朝日新聞社 / A4変形 / 288頁 / 2,700円(税込)

>> NADiff gallery 2008/12/5-2009/1/12 蜷川実花 GIFT Goods and Prints@NADiff a/p/a/r/t

蜷川実花 『永遠の花』

蜷川実花の待望の花たちが再び!暴力的な色彩。非現実な青空。そして、死。蜷川実花が6年間に渡って「造花」をテーマに撮りためた新作写真集。
2006 / 小学館 / 3,885円(税込)