Artist Monographs
Essay / Critiques, etc
SUZU 高木こずえ
高木こずえ木村伊兵衛賞受賞後の待望の写真集は、自らが幼少期を過ごした長野・下諏訪で撮影されました。自身の生家や日々ながめていたであろう景色、そして諏訪大社の伝統神事である御柱祭などを題材とした写真で構成。
シリーズ名の「SUZU」は「鈴」に由来し、古来より、神に自分の居場所を告げるための道具としても使われるものであるということから、遥か彼方の時間の層をも喚起させます。
2011 / 信濃毎日新聞社 / デザイン:秋山伸 / 195×195mm / 72頁 / 1,995円(税込)
高橋恭司 地来矢
2008年以降、写真を通してのさまざまなトライアルによって活動を展開する高橋恭司が、自分と共通する作品を紡ぐ繊細な糸の持ち主である写真家、鵜飼悠と出会うことによって、実現した本書。
すべての作品は写真集のなかで、被写体たちが重力の中に存在していたときの縦横左右を完全に失い、また、おなじライカカメラで撮影された写真はそれがどちらの写真家によるものなのか、いっさい表示されることなく混然と配置されています。
2人によって共有された磁場からたちのぼる空気は、90年代の彼の作品をわれわれを永遠の迷路に誘い込んだときと同様の、謎めいた風の源となり、観る者の心を揺さぶります。
2009 / MATCH and Company / 700部限定 / ナンバー・サイン入り / 88頁 / 273×216mm / 並製本 / 輸送用段ボールケース付 / 4,200円(税込)
高橋恭司 飛伝来 Roadside-Exhibition 2010-2011
2010年暮れから2011年正月にかけて開催した高橋恭司・路展(ろてん)〈飛伝来 Hiden-Lie〉の展覧会カタログ。販売後すぐに売り切れとなったものの、待望の第二版が入荷。
路展とは、ガード下、ゴミ捨て場、歩道橋など、渋谷の街中にある雑然と混沌の中で行った展覧会。高橋恭司の写真によって光を受け、精彩をまとった場の記録から、「路」と「写真」の呼応関係を見ることができます。
世界への鋭い眼差しと、軽快な身体感覚に貫かれた高橋恭司の現在に、いちはやくアクセスできる一冊です。
2011 / 月刊「人」 / 少部数限定 / A5判 / 52頁 / 中綴じ / オールカラー / 48頁 / 1,320円(税込)
鷹野隆大 カスババ
2006年発刊「In My Room」での木村伊兵衛賞受賞以降、セクシュアリティーをテーマにしたヌード・ポートレート作品で注目を浴びてきた鷹野隆大。一方で日々写真をとることを目的とした、身近な風景を写したスナップショットのシリーズ「毎日写真」を開始し、日常生活に厳然とあるものとどう向き合うかを探るべく、1998年以降現在も一日も欠かす事無く撮り続けています。
「毎日写真」のシリーズから生まれた本書、「カスババ」とは、カスのような場所、略してカスバの複数形という作者の造語です。「街並が集団の意識を視覚化したものだとしたら、このみすぼらしい風景もまた、自分とは無関係ではあり得ない」という鷹野の言葉とともに、170枚のどこかで見たような、知っているような街の日常の景色の連続から、見る物はいったい何と向き合えるか。写真に内在する「不快感」と「苛立ち」の所以を論じた、清水穣による写真の細部のカテゴリー分析は圧巻です。
2011 / 大和プレス / 182頁 / 335×240mm / 限定900部 / 6,300円(税込)
高木こずえ MID
人の顔を左右反転させて合成し、2つの顔を作った「insider」シリーズにて2006年キヤノン「写真新世紀」グランプリ、エプソン「カラーイメージングコンテスト」準グランプリをダブル受賞し、華々しいデビューを飾った高木こずえ。デジタル技術を駆使したフォトコラージュ作品など、既存の文脈に収まらないアプローチで注目を集めている彼女が、今年「VOCA展」にて発表した新シリーズ「GROUND」と、15歳のころからこれまでに撮りためてきたストレートフォトをまとめた「MID」、2冊の写真集を同時刊行。
その、「生」と「死」の間の空白を見つめているような感覚。なにげないようでいて、なにか奥へ奥へと吸い込まれていくような感覚。これからの活動も気になる彼女の原点が、はじめてまとめられました。
2009 / 赤々舎 / 260×370 / 56頁 / 日本語・英語 / 4,515円(税込)
*『GROUND』(B5変型 / 1,890円)も発売中!
津田直 近づく―Coming Closer― 増補版
2005年にhiromi yoshiiから出版された写真集「近づく」が増補版として再版されました。今回の増補版では未発表作品と津田直自身の言葉がプラスされています。
見ること、歩くこと、近づくこと。
一日の出来事を組み合わせた写真によって、
一枚の写真よりも早く、一本の映画よりも遅く辿った作品。 (竹内万里子)
2009 / 赤々舎・hiromiyoshii / 175×110 / 198頁 / 1,575円(税込)
*表紙は4種類ございますが、ランダムに送らせていただきますのでご了承ください。
所幸則作品集 1sec(one second) 01
One second 01は、2008年秋渋谷で行われた個展の作品を収録した写真集である。
今後02,03とOne secondのプロジェクトとして続刊の刊行も予定され、第二期 所幸則のレゾネ(類型別全作品目録)となっていく。
2008年6月〜9月までの全作品を収録。
特典:本の中から写真家が選んで印刷されたポストカード(サイン入り、12点)が一葉、ランダムに入ってます。
2009 / ハードカバー / 257mm×182mm / 18頁 / 1,890円(税込)
鷹野隆大 ぱらぱら
2009年版 写真集「ぱらぱら」について
2006年ナディッフにて木村伊兵衛写真賞の受賞を記念して個展を開いた際に、写真集「イン・マイ・ルーム」をご購入いただいた方のみへの“特典”として限定制作されたアーティストブック。映像作品「ぱらぱら」の原画を収録したもので、モデルが服を脱いでゆく様子をパラパラ漫画のようにめくって楽しむことができます。当時大変人気が高く、写真集と共に1ヶ月余で完売いたしました。今回は内容と装丁を一新し、Akio Nagasawa Publishingより2種類を出版・発売いたします。
『ぱらぱら まりあ/としひさ』 限定1000部・ナンバー入り
2009 / Akio Nagasawa Publishing / 120×128mm / 192頁 / 1,890円(税込)

『ぱらぱら ソフトクリーム/歯磨き』 限定1000部・ナンバー入り
2009 / Akio Nagasawa Publishing / 120×128mm / 128頁 / 1,575円(税込)

>> NADiff gallery にて 鷹野隆大
個展〈おれと〉2009/4/28-6/9
津田直 SMOKE LINE
コンセプトブック「近づく」、作品集「漕」に続く、初めての「写真集」としてつくられたのが、この「SMOKE LINE」。これまであまり発表されたことのない人物写真なども含め構成されています。Paris
Photoにも作品を出品、海外にも活躍の場を広げている写真家・津田直の、時間や温度を感じさせてくれる写真を、大伴の装丁でご堪能ください。
デザイン: 秋山伸+刈谷悠三(schtucco)
2008 / 赤々舎 / A3変型 / 64頁 / 5,250円(税込)
>> NADiff gallery にて 津田直「SMOKE
FACE」2008/10/30-11/30
都築響一 着倒れ方丈記
日本のリアリズム。混沌と欲望の小宇宙。「TOKYO STYLE」「賃貸宇宙」などの系譜となる一連のシリーズ。グッチ、エルメス、コムデギャルソン、マルタン・マンジェラ、ズッカ・・・様々なブランドに覆われた部屋と収集品の累々を取材。食費を削ってでも収集したいお気に入りのブランドの数々・・・ごく普通の生活と一流ブランドが混在する空間とこだわりの光景。100点余の写真に加え、「着倒れ人」たちの心の断片を綴ったそれぞれのテキストも。雑誌「流行通信」での8年間の連載の書籍化。
アートディレクション:町口景
2008 / 青幻舎 / B5 / 120頁 / 3,360円(税込)
高松次郎写真集 PHOTOGRAPH(写真の写真)
「部屋の一隅で反乱するのはイメージ、日常、あるいは写真。高松次郎がクールに消去する写真というイデオロギー。」--光田由里(帯文より引用)
ハイレッドセンター等の活動により1960-70年代日本の現代美術、とりわけコンセプチュアルアートと呼ばれる分野をリードし、大きな影響を与えた高松次郎。72年に制作された「写真の写真」シリーズでは、日常的な状況の一部を対象とした写真それ自体をモチーフとして用いることで、写真におけるメッセージ性を排除し、隠喩も含ませない状態の即物性な存在としての写真と、その芸術の可能性を問題提示している。
2008 / 大和プレス・赤々舎 / A5変型 / 108頁 / 2,940円(税込)
津田直『漕』
琵琶湖を取材し、その水面、月、木々と役割を終えた和舟や奥琵琶湖の風景をとらえる。写真と言葉による記憶を遡る旅物語。
2007 / 主水書房 / 214頁 / ハードカバー 外箱付 / 6,300円(税込)
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